フランスの人 | 彼女が風に吹かれた場合

彼女が風に吹かれた場合

美味い酒と料理があれば皆、幸せですよね。



一昨日か。もう。




初台のドアーズでライブイベントが終わった後、機材や荷物の運びだしで入り口付近に荷物を集めいていると、赤いダウンジャケットにフードを被った外国人がなにやら興味深気にその姿を見つめています。




とりあえず全ての荷物を集めきるまでセッセと運びました。




他のスタッフはその赤い君を見ないようにしている感じ(そのひとがピクリとも動かないで注視していて若干不気味だったからか)でした、ひと段落ついたので近づいて行きました。




すると、とても正しい綺麗な英語で話しかけてきました。




赤「ここは音楽を演奏する場所なのかい?」

(ここからは正しい英語と私の適当な英語で会話しました)


す「そうだよ。生演奏の音楽をする場所だよ」


赤「どんな音楽を演奏するのかい?クラシックかい?」


す「ポップスとかロックとかだよ」


赤「そうなんだ。僕はフランスから来たんだ」


す「そうなんだ。ボンジュール」


赤「ボンソワールだよ」


す「そうだね。ボンソワール」


赤「二週間滞在するんだ」


す「観光で来たのかい?」


赤「東京、京都、富士山に行くんだ」


す「そうなんだ」


赤「日本はとても綺麗だね」


す「おぉ、それはありがとう」


赤「そしてみんなとても親切だね」


す「そうかい。ありがとう」


赤「とても楽しいよ。ありがとうございます(ここは日本語でした)」


す「それじゃあ、またね」




というような会話をいたしました。

いささかこちらの英語は頼りないものでしたが。




外国の人と話をするのは好きなので、ちょっとした会話でしたが愉しかったです。

周りのスタッフは英語になったら姿を消していました。




多くの日本人はというか、わりかしみなさんシャイなので敬遠する傾向がありますよね。




たしかに単語なんかとっさに出やしませんから、伝えたいことが言えないジレンマに陥りやすいですし。




この時は何故だか彼が声をかけるのをためらっていて、やはりホストカントリーの人間として無視も出来ない気がしたので近づいて話しかけやすい距離をとりました。




一見、怪しい外国人であったのは否めなく、フランス人とはいえ見た目での国籍が分かりにくい風貌でもありましたし。




フランスの人と話したのって随分久しぶりだなぁ。




見た目や雰囲気はおいておいて、彼が伝えたかったのが日本はとても綺麗で良い国で、みんな親切で嬉しいんだよって事だったんですね。




それは日本人としてとても嬉しい事じゃないですか。




そんな風に初めて日本に来た人に言ってもらった事も初めてだったし。




疲れて擦り切れ気味だったのですが、意外な人にちょっと心を温かくしてもらっちゃった気がしました。




国際交流も大事なんだな。




な~んてね。