盗作と判断した実例を示しておこう。ただし、ブログの性格上匿名にしたいのでごく一部のみに留めておく。あまり書くと大学名が分かってしまうからである。私は、Y 学部長は、許し難いと思っているが、大学そのものは、非常に大切に思っているので、大学は少しでも傷つけたくない。そこで、これでは判断できないと言われるかもしれないが、ほんの一部の例でお許し願いたい。

盗作論文不法移民問題を巡って、アメリカ社会では中南米系の移民層と黒人層との間で新たな軋轢の火種を発生させた。・・・・・・ロサンジェルス市内の学校などでは、乱闘騒ぎが発生した。」

原著不法移民問題をめぐり、米社会では中南米系と黒人層との新たな軋轢も懸念されている。・・・・・・ロサンゼルス市内の学校などでは、両者の若者らによる乱闘騒ぎが相次いでいる。」


上の二つの文を比較してもらうとよく分かると思うが、「めぐり」が「巡る」と漢字になっていたり、「米社会」が「アメリカ社会」になっているなど変えてはいるが、内容は同じである。


私が学生の論文を指導したときのテキストには、次のように書いてある。



 「多少変えたとしても、他人の文章を自分の文章として用いた場合、引用と自分の文章との区別がない場合は盗用、盗作、剽窃になる」


上の例は内容が酷似しているばかりでなく、引用と自分の文章の区別がなく、また引用文献もないので明らかに盗作といえよう。


なぜこのようなことが起るのであろうか。次に取り上げたい。