予定を変更して、一橋大の急性アルコール中毒死について書く。
酒を強いた上級生一人が退学、4人が無期停学になった。
教員も副学長が辞任、学長は自主2か月分の給与辞退。
死んだ学生は、悲劇だが、退学になった学生も悲劇だ。
この事件を聞いてまず思ったのは、教員側の認識不足である。
昔は大学は世間常識から外れたむちゃくちゃなことをやる。それが人間を大きくしたと思う。むちゃくちゃでも、あるルールみたいなものを知っていた。しかし、今の学生は、子供だ。なにも分からない。
学生が子供だということを教員は認識していなかったのではないか。
私も学生委員をやっていた時、大学祭で学生がアルコールで意識を失った。この時には保健関係の先生がいたのでつききりで状態を見守った。いつでも救急車の手配ができるように準備態勢を整えていた。
今度のケースでもすぐに病院に連れて行けば、命を失わずに済んだはずだ。
世間では飲酒はうるさくなったが、大学のコンパで酒を飲ませることは、私は反対ではない。私は、嫌がられても参加し、自分のアルコールの限度を知るように学生に教えた。それから、NOはNOといえるのが大学生だとしつこく言った。そしてほとんど酔いを醒まさせてから帰した。
それでも翌朝になるまで、事故が起きないかと不安の繰り返しだった。
アルコールでは毎年悲劇が起こる。大学は法律を守って新入生には徹底して酒を飲ませないか、あるいは飲ませるなら教員がよほど面倒を見ないと危険だ。