夢を叶えるために大切なことは、「こうなりたい」という願望を強くもつことである。

 

まずは、自分がこうしたい と強烈に願望を抱く。次にどうやってそれを実現させるかの方法を考える。

 

あなたが何かの夢を叶える時、まず手段があるのではなく、まず「私はこうなりたい」という願望を強く抱くことから始まる

 

このことを別の言葉でしている人もいる。

  • まず成功している姿をイメージする
  • まずなりたい未来を想像する
  • 最初に「自分はこうなる」と決意する
  • まず、何が何でも目標を達成するという覚悟を決める
 
ワールドトリガーという漫画でこのことが上手に表現されているセリフを見つけたので紹介する。
 
まず先にイメージがあって体の動きがそれを追うんだ。体が勝手に動くわけじゃない。
隙をついて反撃をねじ込むイメージがなきゃ相手の隙に気づくこともできないぞ。
自分が目指す最高の動きをイメージしろ。それに近づくためにはどうすればいいか考えて動け。「訓練」はそのためにある。
                  ワールドトリガー By鳥丸 京介
(この漫画についての説明をする。平穏な街にある日を境に異世界から怪物がやってくるようになった。怪物が街を破壊していくので、怪物を倒すための特別なレンジャー部隊が作られるようになった。主人公は普通の高校生の男の子だが、正義感が強く、街を守るレンジャーに加入した。上の引用は、主人公の男の子が強くなるための訓練をしているときに、先輩のレンジャーが主人公の男の子に指導している場面で出てきたものである。)
 
何か大きなことを達成した人が「自分がこうなるとはまったく思っていなかった。目の前のことをやっていたらいつのまにかこうなった」なんて言っていたらそれは嘘だ。何か素晴らしいものを手に入れたり、いいことを達成している人は、まず最初に自分の理想のイメージを明確に持っていたはずだ。そのイメージを実現させるためにはどうすればいいか逆算して考えて、具体的に行動していったはずだ。
 
まずゴールを強くイメージして次にゴールまでの方法を逆算するのだ。
 
では、一番最初の夢はどうやってもったらいいのか?
 
あなたが普段、漠然と「将来こうなりたい」というものをもっているなら、その内容をもっと明確に想像してほしい。鮮明に強く強く想像するのだ。あなたは夢を叶えることができる。人から言われたのではなく、「何となく自分がこうなりたい」と何度も思えているなら、それがどんなに遠くに思えることでも、実現に向けて具体的に動いていくべきだ。自分自身の心から生まれた目標というのは、その人自身にその夢を叶える力が与えられているということなのだ。
 
一方で、もしあなたが今、夢をもてていないなら、まずは「私が達成したい夢はなんだろうか?」と強く問いを持ってみることだ。そうすれば、あるとき「これを叶えてみたい」とブレずに思えることに必ず出会えるだろう。このとき、夢は理屈で生まれるものではない、ということを大切にしてほしい。夢は、あるとき突然出会ってこれだ!と確信したり、階段を下りているときに自分はこれを達成したいと急に思えたものだったり、一人で自転車を漕いでいる時に壮大なことだけど自分にはこれができると思えたりするものなのだ。夢は計算して生み出すものではない。あなた自身からいきなり生まれるもので、そうやって生まれた夢は、あなたの性格や能力や感性がすでに計算されていてあなたに実現可能なものなのだ。
 
そして、夢を実現する方法は計算で生み出すのだ。「夢は直感で、方法は計算で」である。だが、方法でさえも、ゴールを鮮明にイメージして考えて動いていくうちに直感で次に何をしたらいいか浮かぶようになっていく。あなたは浮かんだことをとりあえずやる。すると、次に何をしたらいいか直感でまた浮かんでくる。そしてそれをやる。するとまた直感で次の方法が浮かんでくる。それをやる。そうしているうちにいつか大きなことを達成するだろう。

 

夢を叶えるためには「叶えたい夢を強く明確に意識すること」というのは、当たり前のことに思えるが、私は数年前にある本からこのことを教わり、今になってこの教えは正しく、大切なことだと思えるようになった。これを意識できている人はその人自身の一生をよくできると感じたため、記事にして紹介させていただいた。