主人の車がウチの前に停まる音。

帰って来た。


まず、昨日は玄関の三和土に入れていたももちゃんが玄関にいなくて、リビングに入ってきたらそこにももちゃんがいる…という状況から説明しなければ。


主人や私の年代には「犬は庭で飼うもの」…という感覚がある。道にはよく野良犬がウロウロしていたし、どうかすると数匹で群れをなしていたりして、そうなるともはや「野犬」状態。


犬を庭で飼うのでさえ「ノー」だった主人にとって犬が同じ部屋の中に居るというのは絶対に「オーマイガー🥶」だもの💦💦


「今日動物病院のお医者さんに部屋の中に入れて上げてって言われたの…💦」


詳しい話は主人が遅い夕食を食べ終わってからにしよう。



…主人には先生の説明をほぼ正確に話せたと思う。


ももちゃんは女の子で、

7歳くらいで、

芝犬の雑種で、

痩せ過ぎで…


そして…

風邪をかなり拗らせていてこれから検査して治療する必要があること…。

しばらくは通院になりそうなこと。

それには保険の効かない治療費が掛かっていくこと。


そしてそして…

そんなももちゃんとのこれからについて相談してくださいと言われたこと…。



やがて主人が口を開く…。


「…ももには出来るだけのことをして上げよう。

ももはもう『ウチの子』だよ。もうウチの『家族』なんだから。」


😭😭😭😭😭


良かった……。



今、我が家には大学受験と高校受験の二人の受験生がいて受験はいよいよこれからが追い込み。

冬休みからは塾で「受験直前冬期講習」が始まり、塾の送り迎えの回数も増える。

その分塾代も嵩み、入試の結果によっては二人分の大きな金額が必要になっていくだろう。

そこに加えて保険の効かない動物病院の治療費が掛かっていく。


既に新しい首輪から始まり、リードを2本、餌、餌やりグッズ、トイレ、トイレシート、車用シート…犬を飼うには結構お金もかかるんだなぁ…ってわかってきた所だった…。


そして何より主人にとっては大嫌いな犬と一緒の空間で暮らさなければならないというストレスがある筈だった。


でも

主人にとってももはもう「犬」ではなく『家族』だった。


『家族』だから…なのね…


『家族』というものへの主人の深くて大きな愛を感じて涙が溢れた。


これまでも主人はこういう気持ちでずっと私たち家族を守ってくれていたんだ…😭


ももがウチに来てその事を教えてくれた。


もも。…ありがとうね。



明日もう一度先生の所へ行くよ。


明日は胸を張って言える。


「ももには出来るだけのことをして上げようと思います。」


って…。


主人の言葉そのままに…。