私は日頃、遺言書作成や、相続に関する相談を主な仕事としています。
仕事柄、高齢者方々の現在の生活状況や心配事を伺う立場にありますが、
特にご家族のいない一人暮らしの方の“不安”は遠く離れて一人で暮らす義母や実母の思いとも重なり、人一倍敏感になります。
この数か月、母のことでもがき苦しむうちに“日頃は元気だけれども日常生活に少し不便なことがでてきた一人暮らしの高齢者”のかたの ために自分にできることはないか”真剣に考えるようになりました。
ボランティアなのかNPOなどを作って活動してくべきか。行政ではできないことがあるのではないかと思案しています。
というのも行政(社会福祉協議会や地域包括支援センター等)では本当に緊急時に対応してくれるところが少ないからです。
その手始めとして、中央区民と聖路加看護大学が協働して運営しているボランティア組織「はじめの一歩の会」に入会しました。
この会は“家で死ねる町づくり”の実現をめざして地域の独り住まいの高齢者を訪問して見守りを行ったり、地域住民に交流機会を提供するなどの活動をしています。
情報を収集し、いろいろと勉強しながら自分のしたいことを見極めていきたいと思います。
母が気づかせてくれたこの想いを是非とも実現させたい・・・今が正念場となりそうです。
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