グルグル | NICCO@マラウィ~国際協力日記/アフリカ編 -世界をフィールドに~

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4月よりアフリカ・マラウイに派遣されているスタッフ・杉尾の
ンコタコタ記・その3をお送りします!(毎週火曜・金曜更新!)


マラウイの現地スタッフの話。

NICCO@マラウィ~国際協力日記/アフリカ編 -世界をフィールドに~

マラウイの問題は、「産業がないこと。」だから、人々はお金がない。人々にお金がないから、適切な教育が受けられない。教育が受けられないから、家族計画もなされず、どこの家庭にもたくさんの子どもがいる。たくさん子どもがいるから、やっぱり貧しいままで、病気や飢餓が蔓延する。

「何が問題かそこまでよくわかっているなら、マラウイの中から良くしていこうという人はいないの?」という私の問いかけに、
「マラウイを良くしようと政府で勤める人もいる。でもお給料も待遇もいいから、働いているうちになぜ政府で勤め始めたのかその志を忘れ、貧しい人のことを振り返らなくなる人が多い。」との答えが返ってきた。

グルグル回るマラウイの問題。いったい、どこで歯止めがかけられるのか。聞けば聞くほど、知れば知るほど、途方にくれそうになる。