「マラウィ食紀行」-アマラサス編- | NICCO@マラウィ~国際協力日記/アフリカ編 -世界をフィールドに~

「マラウィ食紀行」-アマラサス編-



NICCOンコタコタ事務所の疋田です。


前回のブログで「村で見かける野草に興味を持ち始めた」とお伝えしましたが、
今日はここ最近一番興味を持っている野草(?)についてご紹介します。

それは、「アマラサス」。
チェワ語では「チデデ」と言うらしい・・・。


「あまらさす~??」
「何それ?」
そんな質問が飛んできそうですね。
わかります、その気持ち。
私だって初めて聞いた時は
「何それ?」って感じでしたもん。


このアマラサス、フルーツと言っていいのか、
野菜と言っていいのかよくわかりませんが、
赤い実の部分はジャムやジュースにするようです。
葉の部分は、これまた実はオクラの一種らしく、
付け合わせとして食べるそうです。


では何故私がそんなにこのアマラサスに興味を持っているかというと、
実はこのアマラサス、鉄分を多く含んでいるようなのです。
私は職業柄(助産師です)、「これは妊婦にいいかも!」
と全て妊婦を中心に考えてしまいます。
もちろん、マラウィにも鉄剤はあります。
しかし、全ての妊婦さんがヘルスセンターや病院で
定期的な検診を受けているわけではないので、
「隠れ貧血」の妊婦さんが絶対に多いはずなんです。
「貧血なら薬を処方すればいい」という考え方ではなく「貧血を起こさない」。
つまり「未然に予防をする」ことが、すごく大事だと私は思っています!


ちょっと熱が入ってしまいました・・・。


まあ、私が言いたいのは、
「せっかく身近にこんなにいい野草が生えているのだから、それを利用しない手はない」
ということなのです。


ってなわけで、さっそくアマラサスの種を取ってきました。
私はまだ食べたことはないのですが、同じ事務所の森さん曰く、
「すっぱい」らしいです・・・。
ジャムを食べたみたいですが・・・。
種をまいてからどのぐらいで実がなるのかわかりませんが、

今からちょっと楽しみです。


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村人がアマラサスを取ってきて見せてくれました。