「マラウィ食紀行」-アボカド編-
NICCOンコタコタ事務所の疋田です。
ここ最近、マーケットでアボカドを見かける機会が多くなりました。
マラウィのアボカドは、日本のスーパーマーケットでよく見かける表面が黒くて
ゴツゴツしたアボカドとは種類が違うため、初めて見た時、
それがアボカドだということには気付かず、マンゴーだと思っていました。
しかし、よく見るとマンゴーとは色も形も若干違うため不思議に思い、
お店の人に尋ねると、「英語名は忘れた・・・。」との返事が返ってきました。
「もしかして、これアボカドじゃない?」
「そう、それ。アボカドだよ!」
「えー。だって、アボカドにしては色が黒くないし、表面はツルツルしてるし、
何と言っても柔らかすぎる。こんなの食べられないでしょ?」
「そんなことないよ。今がちょうど食べ頃だよ。」
「絶対熟しすぎてるよ。」と思いながらも、できるだけ硬めの物を選び、
早速その日の食卓へ。案の定、柔らかすぎて
形をとどめたまま食べるのは不可能で、
仕方なくマヨネーズと和えて食べることに・・・。
でも、同じ事務所の森さんの反応はそれほど悪くなかった。
現地職員のチノンバさんに、マラウィ人のアボカドの食べ方を聞くと、
皮をむいてそのまま食べるか、パンに塗って食べるとのこと。
「なるほどね。ペースト状にしてパンに塗って食べるなら、
あのぐらい柔らかい方がいいのかもね。」
サリマ事務所の五味さん曰く、「アボカドのシーズンは、だいたい1か月ぐらい。」
もともと私は、そんなにアボカドが好きなわけではないけれど、
やっぱり日本人、「期間限定」というのに弱い。
それ以来、アボカドをみかけると必ずと言っていいほど買うようになりました。
ただ、ンコタコタは断水することもしばしばで、せっかくアボカドを買っても、
料理ができないことがあります。
そんな時は諦めて冷蔵庫の中へ・・・。
「もともと柔らかいアボカドなのに、日にちを置いたら
さらに柔らかくなっちゃうじゃん!」
一人で突っ込みを入れながら、日々楽しく(?)マラウィ食材と格闘しています。