1回目観たときは苦手ジャンルかなぁとか思ってしまったけど、
回数を重ねたらセリフや歌詞がすっと入ってくるようになって、
そしたらなんだか色々琴線に触れてしまって泣きながら笑いながらの観劇になりました。
公演終了してますので、ネタバレ気にせず行きます。
それから、公演内容がかなりアダルティでしたので、
閲覧は自己責任でお願いします。
書きにくいところの省略や、場面の前後、解釈の違いはご容赦ください。
そして、気持ち悪いほどにだいぶ偏った感想も書いておりますが、スルーでお願いいたします。
FUKAIPRODUCE羽衣10周年記念特別公演
『よるべナイター』
【プロデュース】 深井順子
【作・音楽 】 糸井幸之介
【演出】 深井順子 糸井幸之介
【出演】
深井順子
日高啓介 鯉和鮎美 高橋義和
澤田慎司 新部聖子 岡本陽介
(以上、FUKAIPRODUCE羽衣)
伊藤昌子 西田夏奈子 キムユス(散歩道楽)
中林舞 福原冠(範宙遊泳) 橋本淳
高山のえみ 森下亮(クロムモリブデン)
よるべナイター、はざっくり言うと、寄る辺ない現代人が孤独と戦うお話です。
(パンフレットより)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
広辞苑で様々な言葉を調べる男(福原冠)
少年野球をみながら、家族の食卓をうらやましがったり、色々な妄想を繰り広げる。
あげくには広辞苑に腹をたて、殺してやると広辞苑を川へ投げ捨てる。
流れていく広辞苑。
ベンチに座るメンバー。
一人芝居のようにセリフを続ける福原くんの傍らで、
あっちゃんは舞いを舞うようにゆっくりとうごいてました。
◆◇◆◇
(「baby子ちゃん」にあわせてダンス。男たちの間をひらひらとすりぬける女の子)
女のタイプや好みについてとりとめもなく語る男たち。
◆◇◆◇
マウンドの橋本。力投を見せるが打たれ、肩を落とす。
ナイター中継・実況の男(森下亮)が先発ピッチャ-橋本の調子について解説者(一人二役)と話し始める。
メンバーの中で唯一ユニフォームを着ず、
スーツでの登場だった森下さん。
あっちゃんの投球フォームはなかなかでした。
◆◇◆◇
(「Walkin’ 歓楽街」にあわせてダンス。)
マイケル風なダンスにあわせて踊る男(澤田慎司)
昔の玉置浩二(私的感想)のようなメイクをした澤田さんが
マイケルぽいダンスをしながら踊り、音楽にのせて
ラップというかセリフを言っているんだけど…
面白すぎて8割何言ってるかわかりませんでした(笑)
初めに誰かに似てると思って出てこなくて…
急に「あ、クリスだ」と思ったら2回目以降はまたそれでおかしくて
ずっと笑ってた気がします。
◆◇◆◇
「キミ、名前は?」
ピンサロ店長(橋本淳)が新人の女の子(新部聖子)に声をかける。
お店の内容の説明をし、品質チェック(商品管理)の一環として、自分との練習を女の子にさせる。
練習風景は、照明が落とされたので声のみ。
ひと安心(超私的感想)
新部ちゃんに向けるあの優しい笑顔はいつも通りですが
毎日あんな至近距離で見続けたらどうにかなってしまわないのかと
余計な心配もしてみました(仕事だっつーの)
(「ロケロラ」)
ピンサロで働く女性たちの休憩時間。
うがいをしながら、待遇や男への不満や口内炎の話などたわいもない話、疲れたと連呼。
幸せな話をしようとしても難しいらしい。
新人を気遣う店長。
皆に内緒だよ、と新人の女の子を焼肉に誘う
「ロケロラ」の音楽と同時にマイクを持って動き回るあっちゃん。
ちょっとドキドキしましたが、いわゆる合いの手的な、
マイクパフォーマンスでほっとしました。
あ、でも目の前に来た時に聞こえる歌声は、
別に外してるわけでもなく、普通に歌えてましたよ。
(歌は、マジレンのイメージが強すぎるのがアレなんだよね)
◆◇◆◇
雨の日に出会った男女(岡本陽介・高山のえみ)
二人の出会いや濃密な時間について囁きあう。
(周りでは愛し合う男女、歌うようにあえぐ女とそれを指揮するように愛でる男)
(「endless sex in the world」)
※想像力の限界がさー 孤独ってことだからさー
芸術って虚しいねー 結局、祈りみたいになってるジーザス!
想像力の限界がさー 孤独ってことだからさー
愛って健気だわー 結局、祈りみたいになってるジーザス!
耳元で囁いてよ 世界はこのままでいいって
耳元で囁いてよ あなたはそのままでいいって
※歌詞抜粋
円形の舞台の真ん中で岡本君とのえみちゃんが
出会って燃え上がるようなカップルを、
周りにはそれぞれのカップルが絡み合う感じで…
責める方(というべきなのか)は、途中から指揮者のように見えて、
責められる方はそれに合わせて声を上げる感じでした。
男女が逆転しても同じ。
色々な体勢(あえて体勢と書かせてください照)で交わりの表現…
まあなかなかどう向き合っていいのか悩ましいところでした。
ね。よそを覗いちゃってる感じにもなるじゃないですか…
でも、みんなきれいだったと思います。
このシーンメインの岡本君の身体能力がすごくてですね。
目の前で踊っていた時に、なんていうのか、
マトリックスみたいにブリッジぽく倒れていって、
床に頭つくかなと思ったら、元の体制に戻ったんです!
びっくりでした。
◆◇◆◇
八百屋で働く女の子(深井順子)。
毎晩、野菜とフルーツを買って帰る舞台俳優の男(日高啓介)。
お互い好意を寄せているようだがなかなか一歩が踏み出せない。
野菜ばかり買って行く男に肉を準備して待つ女の子。
そんな女の子を勇気をだして誘う男。
あなたの野菜、いためてもいいですか?
どこで?あなたの部屋で。
いつ?今夜!
(周りではそれぞれのカップルが抱き合ったり、それぞれ果物や野菜を買い、仲睦まじく食べたりと過ごしている)
(「果物夜曲」)
※もう何年も もう何年も 都会でひとりで生きてる
つい先日までママのおっぱい飲んでたのに
もう何年も もう何年も いーことなんかない
今日×(かける)死ぬまでの日数=(は) 無常の人生
※歌詞抜粋
初回はここではちょっとぐっと来ただけだったのに、
2回目以降はこの辺から泣けて泣けて。
みんな、都会に出てきて頑張ってて、
でも報われなかったりして、それでも頑張ってみたいな
ところでぐっときていたと思うんですけど
私の場合は自分のことというよりは、
まあ病み因となっている、息子のことをつい考えてしまったからで。
ついこの間まではお母さんお母さん言ってて
それこそ私がいないと生きてさえ来れなくて
それが大人になってきて、家を出たいといい始めたり
なんだか世の中をあきらめた風になってしまったり
でもそれでも頑張って生きていってほしいんだよなんて
全然ストーリーに関係ないこと思い始めちゃって
もう切なくてねー。私事でお恥ずかしい。
さっきまでのエロテイストとのギャップがすごいんだけど
でも生きてくってそういうことなのかなーとか色々考えました。
◆◇◆◇
長くなったので、続きは②へ…