新種の話 | モンスーン紀行

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なかったら作ればいいじゃん。

今日知りました。

あ、もう昨日の話ですが...(^^;


昨日、ふと思い立って
現在のペツォッタイトの産地を確認しようと
グーグルで検索してたんですよね。

そしたら、
最初にヒットしたサイトの記事の下の方に

2019年に「ジョンコイヴライト」が
新種の宝石として認定されたと書いてある。


は?≡゚Д゚)


(゚Д゚≡え?


(。´・ω・)新種?


とりあえず、グーグル先生に訊いてみる。

最初に見た記事のサイトしか出てこない。

んじゃ、英語名の「Johnkoivulaite」で
もう一回。


今度は、結構ヒットする...

mindatにも登録されていました。

情報の発信元がGIAのようで
発見された標本として
下の画像を見ることができる。

Johnkoivulaite

Johnkoivulaite

画像にある1.16カラットの結晶の標本は
カリフォルニア州カールスバッドの
GIAミュージアムコレクションに
展示される予定だそうで。


ジョンコイヴライトは、化学式を

Cs[Be2B]Mg2Si6O18

とするセシウムを含む
ベリルグループの鉱物で

モース硬度が7.5と、
宝石としての硬さも十分。

六方晶系で比重は3.01、屈折率は1.608
複屈折は小さく
正確に計測できなかったようだ。

特筆すべき特徴として
ほぼ無色から濃い紫色への二色性を持つ。

原産地は、

ミャンマー、マンダレー管区
ピンオウウィン(Pyin-Oo-Lwin)地区
モゴック郡ピンパイ(Pein-Pyit)

と、mindatに記載されているも
ネット上、いずれの記事もモゴック渓谷と
ザックリと紹介されており、

地元の宝石学者
ネイ・ミオ(Nay Myo)によって
発見されたという。

鉱物名は、

GIAの研究者で著名な顕微鏡学者である
ジョン・コイヴラ(John Koivula)氏に因む。
(下の画像の方ですね。)

John Koivula(1949 -)

現在、71歳だそうですよ。

今回もフルネーム系の命名ですね...

最近の流行りなんでしょうか。(^^;


さて、この鉱物、
どれくらい産出してるんでしょうか?

GIAが公表するくらいなので
そこそこの産出量なんじゃないかと
期待してしまいます。