バイカラートルマリン | モンスーン紀行

モンスーン紀行

なかったら作ればいいじゃん。



こんにちは。
ご無沙汰してました。(^^;

なんだか、昨年度からやたらと忙しくて
まぁ、今でも楽になってきたのかどうか
良くわからないと言っちゃあ、分からないんですけど
世間ではすっかり桜も散っちゃって
がくと葉っぱばっかりになっちゃいました。

で、毎年、桜が咲くころになると
何だか無性に春っぽいルースが欲しくなるんですよね。

昨年は、ピンクとオレンジの
バイカラーのトルマリンなんかが欲しくてですね
随分と探してたんです。

で、苦労して買い集めて一人で喜んでたんですけど
そういえば、まだブログのネタにしてなかったなと
思ったので久しぶりのブログの更新のネタに
しようかなと。(^^;



バイカラートルマリン(ピンク-オレンジ)
全てモザンビーク産。

一番大きいもので大体2カラット弱
他は1カラット強です。



やっぱり、石は陽の光の下で見た方が
きれいだなと思います。

基本的にバイカラーのトルマリンだと
普通はステップカットにして
2色がはっきりと分かれているようにしますよね。

でも、私の場合
ラウンドやオーバルにカットされている方が
好きなんですよね。

ピンクとオレンジの色が混ざってしまうんですが
それがいいんです。

混色して現れる色味が
見る角度によって表情のように変わる...

それが見ていて飽きないんですよね。


で、色々と探しているうちに
パライバだと言って売られているのを見つけました。

ん?
青くないのにパライバなの?
と、思う方もいると思うので一応補足しておきますと

海外の方だと、銅を含んだトルマリン
おそらくエルバイトだと思うんですが
これを色にかかわらずパライバと称して
販売する業者が少なからずいます。

国内だとパライバといえば
青-緑系の色味に限られているので
まず、見かけないと思いますが
海外だと割と普通に見かけます。



左端のピンクのラウンド以外は
すべてパライバとして販売されていたもので
やっぱりモザンビーク産です。

右端のはバイカラーではなくてオレンジです。
上の青いの2つと一緒にサンプルとして購入したもの。



パライバとして販売されてたものの方が
カットと発色が良かったので
最初にこちらを見つけられたら良かったのに
なんて思いました。(^^;


以前、ショーで馴染みの業者の方と
このピンク系のパライバの話をしていたときに

「 日本だとパライバと言って売るわけにいかないし
そうすると、仕入れても
なんて言って売ったらいいかも分からないから
仕入れられない... 」

なんて、おっしゃってました。

まぁ、そのまま
「キュプリアン・エルバイト」でいいんじゃないか
と、思ったんですが
それじゃダメなんでしょうかね。

この手のトルマリンは未だに国内で見かけないですね。

ま、色々とメンドーそうなので関わらないというのが
賢明な選択なのかもしれません。(^^;


それから、
ピンクとオレンジのバイカラーのトルマリンを
探していた時の話。

当然、最初はショーなんかで出展業者に
尋ねて回ったりするんですが
全くもって扱う業者がいない。(^^;

それでも、根気よく訊いて回っていると

「 ピンクもオレンジも需要あるし。(^^;

わざわざ1個にしないで
ピンクとオレンジのを1個ずつ作るよ。

だって、無駄だもん。 」

だ、そうで、確かにその通りなんですよね。

で、結局、国内では買えなかったと。(^^;

なんていう意外とオミソな石だったという話。

あー、今年はどーしようかなー
何か春っぽい石ってないですかねぇ?