6月3日火曜日

Her Majesty's Theatre

 

このチケットだけ日本で買わず、当日10時の売り出しを目当てに Leicester Squareのtktsに友人と行った。売り出し10分程前に着いた時3,40人の列ができていたが、55ポンドのチケットを35ポンドで無事手に入れることが出来た。

 

普段ミュージカルを見ないが、これは映画で見たことがあった。その時に、変な話だなと思った。主役のオペラ座の怪人が醜い理由がわからないし、クリスティーヌを手に入れることで、醜さの解消とかオペラ座からの解放といった展開もないようだし。

恋敵の様に見えるラウルにも、最初から地位も容貌も負けている。クリスティーヌも怪人の仮面を無遠慮に剥がすしね。

そして最後に怪人がただ消え去るだけ。

そういえば、最初のオークションの場に出て来たオルゴールもそこに出てきたきりだった。物語がオルゴールに収斂するという構成にはなっていない。

 

と、まあ色々突っ込みどころはあるのだけれど、音楽が抜群にいいのが、この舞台の命。

今回、長年ファントムを勤めているScott Daviesと、クリスティーヌ役、Amy Manfordの歌がとてもよかった。カルロッタ役のKimberly Blakeも迫力があった。

 

仮面舞踏会の場面の大階段、そこに登場する人たちのきらびやかな衣装など、うっとりする場面も多い。

もちろん、シャンデリアの落下は、全部見えなくても中々豪快。その直後休憩に入るが、シャンデリアの撮影は禁止とのこと。

 

楽しかった。

 

観客は観光客が多いと聞いていたが確かにそのような感じ。日本が観光客を当てにせずミュージカルを成り立たせているのは、顧みてすごい事だなと感心したりして。

 

 

〈外国-ロンドン-ならでは…かな?〉

私の前の席に東洋系の男性客が一人で入って来た。この人が開演と同時にiPhoneを立ち上げた。歌詞かあらすじでもみているのかとおもったがすぐに消した。しばらくするとまたつけた。又しばらくして消したのだが、目障りな事この上ないので、次につけたら肩を叩こうかと思っていたら係員に注意された。そのままおとなしく見ていたが、休憩時間後には戻ってこなかった。私の隣にいた友人よると録画していたという。劇場からつまみだされたのかしらん?

 

ここの劇場だけ日本と同じように入場口で半券を切った。ほかではプリントアウトした紙を見るだけか、本券に取り替えた時点(入場時間前)に切り取ってしまったりしていたので、ちょっと印象に残った。