1月16日火曜日 15:00

浅草公会堂

 

公会堂へ入る前に藪蕎麦で鴨南蛮からの、甘味処西山で福々セット。夜ご飯も兼ねるつもりだったので、セットは少々多かったが満足。ゆずシャーベットが薫り高かった。

 

ご挨拶は隼人。

お勧めの食べ物屋さん、梅園などを紹介。

 

「操り三番叟(あやつりさんばそう)」

錦之助(隼人の父)の翁のあたりはウツラウツラ。

 

種之助の三番叟と梅丸の後見。

実に小気味のいい三番叟。小柄で、全身が鞠のようにはずむとこはこのことかな。

 

梅丸も滞りなくきれいな所作。

 

見終わってすっきりした。

 

「引窓(ひきまど)」

歌昇の南与兵衛(なんよへえ)後に南方十次兵衛(なんぽうじゅうじべえ)。

米吉のお早(はや)。

松也の濡髪長五郎(ぬれがみちょうごろう)。

 

松也の長五郎の姿が関取らしい雰囲気があってよかった。元々太りやすい体質らしいから、ふっくらとした感じがにじみ出るのかな。

 

歌昇(かしょう)はきちんと芝居をしているが、見るからに余裕がない。

家に戻ってきて、玄関先で自分の帯刀姿を嬉しがるところなど、吉右衛門に教わった通りにしています、という段取りが見える。

柔らか味が出るまでには時間がかかるのは当然だ。

 

歌昇と松也が手に手を取って今生の別れを惜しむところは青春ドラマの熱さがあってよかった。

 

この日の初台の「アンチゴーヌ」のチケットを間違えて買ってしまっていたので、この後の踊り「京人形」は見ずに劇場を後にする。ちょっと残念。