20才か21才だったから、昭和の終わりだ。
子どもの頃から酢飯が苦手で、よく寿司の握りの
上のネタばかり食べてしまい、引っ叩かれていたっけ。
とは言っても、玉子とイカとエビなのだが。
残されたわさび付きの白飯は、両親が渋々食べていたと思う。
好き嫌いの多い、我儘娘だったな。
しかし成長するごとに、テイクアウト寿司やスーパーや
オヤジの土産で、握りの寿司も米ごと美味しく食べれるようになり
酢飯嫌いは克服されていた。
だからといって「ああ~お寿司食べたい!」とまでの
心意気にはなっておらず「回転寿司屋」なるものの
存在を知ってはいても、足を運ぶことはなかった。
刺身でイカや甘エビを食べれれば満足だったからだ。
まだ寿司に対してそんなに欲することもない私だったが
この時は、職場の人たちとの夕飯ということもあり
まだ行ったことがなかったので、どんなもんか?という
興味本位でついでに入ってみることにしたのだった。
駅に近い賑やかな繁華街の中にある、小さな回転寿司屋。
入り口から1~2段下がる店内だった。
安くて美味しいからか、混み合って賑わいでおり
少し待ってから席へ通された。
お茶の入れ方や、箸の場所、ガリは食べ放題等々
カウンターで隣りの仲間に色々教わる。
お茶のお湯を汲むのが面白かった。
この頃はティーパックだったように思う。
目の前を通り過ぎる寿司が2カン乗った小皿。
1皿100円!まだ消費税も付いてない頃。
さっそくイカを取って食べた。他はエビとかだったかな。
イカは3皿は食べたと思う。ワイワイしゃべって
皿を取ってパクパク食べ、気づくと10皿になっていた。
好き嫌いの多い私には、好きなネタだけ取って
食べれる回転寿司の方針がピッタリ!
いつかひとり回転寿司デビューにチャレンジしたい。




※今は10皿食べれません。(笑)5~6皿かな?