当時、住んでたアパートの近所の家の「ひーにーちゃん」。
何歳か年上の小学生のお兄さんです。
2年ぐらいしか住んでた場所じゃなかったし
同級生じゃなかったので、短い恋で終わりました。
あとで思えばだったのですが、最初に意識したのは
千代紙を集めてた私が、お兄ちゃんに自慢しに見せに行くと
私が持ってない千代紙を数枚くれた時でした。
そこで異性の優しさにときめいた初めての感覚。
毎日、お兄ちゃんが帰ってくるのが楽しみになりました。
そこの家の庭にはプレハブ小屋があって、近所の子の
溜まり場になってたので、日々会いに行けたのでした。
ただかまってもらうのが嬉しいだけの、一人っ子の
ブラザーコンプレックスや憧れもあっての
年上のお兄さんへの思いだったのかもしれません。
「初恋っていつ?」「初恋の相手って誰?」
そう聞かれて答えた時、そういえば「ひーにーちゃん」
としか記憶しておらず、本当の名前も何もわからないのだと
あとで気づいた次第です。
「ひろし」や「ひろゆき」とかの「ひ」が付く名前だったんだろうな。
幼い頃の初恋の思い出は、薄ぼんやりで
淡い思い出ぐらいがちょうどいいですね。
一番右の赤いチェックの長ズボンが私。
前の2人は、人生で初めて出会った双子ちゃんです。
