いつの頃からか、サザエさんを見ると週末の寂しさを
覚えるようになり、次第に自分からは見なくなった。
そしてこのエンディングもまた、もうこれで休日が
本当に終わりなんだと、日曜日の夜を実感させてくれた。
「日曜洋画劇場のエンディング」
http://www.youtube.com/watch?v=yTGvByn9Zhk&feature=related
さっきまで見ていた映画が、アクションでも恋愛物でも
ファンタジーでもコメディであっても、この曲が
流れ始めれば、途端に気持ちが凹んでしまい
「残念ながら休日終了です」と告げられた気になり
しぶしぶ布団に入る有様となる。
本当は、モートン・グールドという人のアルバム「Curtain Time」の中の
「So in Love」という曲で、ミュージカルの挿入歌を、彼がクラシックに
アレンジしたものらしい。
しかし、日曜日の夜の番組の終わりの曲に使われたばかりに
私には「パブロフの犬」の条件反射のごとく、イコール楽しい休日の終わり
を告げる曲となってしまったのだ。
改めて今聞いても、何だか物寂しい。不思議なものだ。