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本来、もうちょっと使い込んでからインプレッションを書くのですが、凄く良かったのとインプレ記事が皆無だったので、ファーストインプレッションとして公開することにしました!


大人気(?)シリーズも20本が伺うところ。


掛けた金額からは目を逸らしつつ、今回ご紹介するのはこちら!


ペンタスティックWILDJoKERD3.5LB 






Pentastick WILD JoCARD 3.5LB-511(L-st)

全長 1.81m 
継数 5本 
仕舞寸法 39cm 
自重 86g 先端 0.7mm 
元径 7.4mm(元竿ブランク最下部) 
カーボン含有率 80% 
適合ルアー 0.4~3g 
適合ライン 1~3lb 【公式ホームページより引用】


導入の経緯 


しばらく新しいロッドを買うつもりは無かったのですが、最近参加した大会や、タフコンディションの魚を相手取る時に、巻き抵抗の大きいルアーをフィネスに扱うパターンが有効な時がままありました。


で、現状のセッティングだとどうしてもそれらの扱いやバイトに対して人間側の対応が間に合わず、バイトは出るけどかからない。掛かってもやり取りに神経を使う、パワーが足りなくてフッキング仕切らない等、使いにくさを感じておりました。


求めた部分はフルサイズルアーの操作性とパワーバランス、フッキング時の保持力とやり取りへの追従性、そしてあらゆるルアーを任せられる汎用性…我ながらとわがまま放題。


ホワイトウルフ606MLとか出ないかな?とか思ってましたが…そう言えば遊水園でのイベントの際に触ったあのロッド…そんな説明してたな。と思い出し、改めてスペックやメーカー説明を確認したところ非常にマッチしそうなので購入した次第です。




使用感 


まず曲がりから。ソリッドティップなので先端は大きめに入ります。写真だと張りがある様に見えますが、5本継なのでバットまで曲がりが綺麗に弧を描きソリッドのツギハギ感や、セクション毎のパワーに対するギクシャクさが皆無です。



今回使用したセッティングは以下の3つ
RCエステル0.35号
RCエステル0.3号
PE0.3号

王道どころのルアーは全て使って釣ってみましたので、それぞれ使用感を以下書き連ねて行きます。

・スプーン
0.4g~2.5gまで使用
どの重量帯もキャストしやすく、ラインの太さを変えれば幅広く扱える感じ。

軽いルアーはティップのしなりで、重いルアーはバットで背負って投げると、ロッドの短さを感じさせない飛距離が出せる。

バジング、シェイクのスイッチを入れる釣りから得られる強いバイトから、巻き下げでゆっくりラインが張るバイトまでオールマイティに絡め取ってくれる。

ラインが弛むアタリに対しては、リーリングできっちりラインを張ってからロッドを絞り込むとしっかり掛かる。咥えてる時間が凄く長いので落ち着いた対処出来てすごく楽。

・クランク
ワウ40、ワウ40HFG2やディープクラピーLCMAXのようなフルサイズクランクから、ピコイーグルプレイヤー、ミート29DRSSのような小粒クランクを使用。

流石にLCMAXまで重たくなるとティップが跳ねてキャストに一癖出てくるものの、バットパワーがあるので、しっかり背負って投げれば問題なく遠投可能。

LCMAXのボトムノックや、早巻きで得られる絡むようなバイトや、HFG2に出てくる突き上げバイト、ルアーの後ろを掠めるような浅いバイトを怖さなく絡め取り、当たるけどかからない…というバイトが限りなく少ない。

また、寄せてくる時も竿の追従性が素晴らしいので暴れたり跳ねたりしてもとにかくバレない。口の端っこに掛かったフックでも口切れのリスクが少ないので、キャッチ率が跳ね上がる感じ。



・浮上系ミノー
スティル~TCレイゲンまで一通り

正直これが一番使用感に驚いた。

通常浮上系ミノーだと、追ってきてバイトの際にテンション掛かった瞬間に魚が一気に走ったり、首を振って針を外そうとすることが多い。

それが、このロッドだと追ってきたスピードのまま何の嫌がる仕草も無く、綺麗にルアーを咥えて反転してくれる。

AG12番、エステル0.3・0.35にフロロのセッティングでかなりの本数釣りましたがバラし0。バイト直後の針ハズレも0。この安心感は他に感じたことが無い。



・メタルバイブ
ゴーレム、2Winを使用。

正直、ゴーレムまで重いものを操作しようとするとティップの入りが邪魔に感じてしまう。2Winも沖で大きくキビキビした操作をしようとするなら、別のロッドの方が良い。

ただ、手前の駆け上がりで細かく誘って釣っていったり、バイトが下手で皮一枚で掛かるようなシチュエーションだと、保持時間の長さや追従性の高さがバラしを低減する性能が非常に活きる。

最初は別のロットで良い魚だけ取っていき、耕しきって難しい魚が残った後に入れる使い方が良いだろう。




総評 


一言で言うなら【汎用性のある易しい操作系ロッド】になるんですが…

ここまで操作感の良さとレスポンスがありながら、バイト時間の長さ、ロッドの追従性によるバラしにくさが両立しているのは凄すぎてちょっと引くレベルです。

バラさないだけ、バイトを絡め取るだけなら、もっと柔らかい竿を使えば良いですし、操作するだけならもっと硬い竿使えば良いだけです。

ただ、その相反する性能を両立させつつ、その性能を発揮できるルアーの種類・幅がここまで広いのは、脱帽の一言。

強いて難点をあげるなら、

・個体差かもですが、継ぎ目が若干緩めで606とかに比べると使用中にズレ易い(フェルールワックス使っても)。

・ティップが超細いので、重めをフルキャストしようとして竿先を弾く使い方をするとラインが絡みやすい。

これくらいでしょうか。使い方さえ間違えなければ全く問題無いですが。

まだまだ使い込みの足りないインプレッションですので、またしばらく使ったら再度記事を作成するつもりです。

とはいえ、間違いなくキャッチ数を上げてくれる素晴らしい性能。

あまり人気になる前に!(笑)ぜひ手に入れて使ってみてくださいね。これ1本で平日なら楽勝に釣りが成り立っちゃいますよ〜