※1月23日追記 反響多過ぎる為、この記事に関するコメント等の返信は控えさせて頂きます。ご了承くださいませ。
皆様、いつも閲覧&👍️ありがとうございます。
さて、先日Xでこんな投稿を火種にそこかしこで煙が上がっておりました。
曰く、エリアトラウトは課金ゲー(悪い意味で)
金をつぎ込まないと魚が釣れない(意訳)
子供に勧められない云々…
まあ前々から炎上商法やってる人なんでブロックしてたんですが、エリアトラウト大好き人間な私としては看過出来ない事案でありまして。
主に3つの観点から、私なりのエリアトラウトとの付き合い方を述べようと思います。
趣味としての観点
そもそも、釣りは道具を使う趣味です。
釣りだけでなく、ゴルフ、車、バイク、楽器等々。
上を見て上達と最上を求めればキリがありません。
でも、例えば乗用車でドライブとチューニングカーで競技会に出場する、この二つの楽しみ方って違いますよね。
同じような道具を使いながらも、そこから得られる楽しみも、そこにかける時間も金額も全く違いますよね。
でも、乗用車乗りがチューニングカー乗りを「課金してるから速いの当然だよね」とバカにしたらどうでしょう。
あるいはチューニングカー乗りが乗用車乗りを「あんな遅い車乗って楽しいの?」って揶揄したらどうでしょう。
当然、気分は悪いですよね。
でも、普通そんなことはしません。
だって楽しみ方が違うから。
趣味ってそういうもんです。
どこまでも自分の為だけにやるもので、楽しみも自分で見つけるもの。
人の釣果見て、人の道具を見て、人が楽しんでるのを見て、それを揶揄するようなメンタルならさっさと辞めて自分の楽しめる趣味を見つけた方が得です。
なぜか。それはエリアトラウトではチューニングカーと乗用車が入り交じって一つの場所にいるからです。
否が応でも目に入ります。
ぜひ、他人を気に出来ないほど自分の釣りに、そして目の前にいる魚へ集中してください。
釣りとしての観点
そもそも、ルアー釣りが難しい!というのを皆忘れがちです。
昨今、フック、ルアー、リール、ライン、ロッド。いわゆるタックルといわれるものは著しい進化を遂げています。
それこそ、放流時に何の技術経験の無い釣り人が赤金スプーンを投げれば勝手にかかるくらいには。
しかし、その進化が幻想を生む要因になっています。
野池で野生のブラックバスや鯉をルアーでねらった経験などはありますか?
海でルアーを投げた経験はありますか?
そう、釣れないんですよ。基本的にルアー釣りは。
場所を理解し、魚を探し、ルアーの特性を知り、遠投の技術を磨き、魚の好みを知り、動かせる技術を持ってしてコンスタントに釣果を望める。さりとて魚の機嫌ひとつで釣れない。そんな釣りです。
エリアトラウトでは、釣り場の営業努力の甲斐も大きく、たくさんの魚がエリアの中を泳いでいます。
上記の魚を探すまでの努力が無いので、非常に初心者向きともいえます。
ただ、その魚は何が好みなのか?どう動かせば釣れるのか?そして自分は動かせているのか?
そこをひたすらに詰め続けて噛み合わなければ当然釣れません。
魚もバカではないのでルアーを見破ります。
そこを、魚の思考を捕らえ、欺き掻い潜って釣ってこそ、ルアー釣りの醍醐味を味わえます。
釣れないから、考えを放棄して釣れないと嘆くだけ。
それでは、釣れないしつまらない。
ルアーをたくさん持っている人、そして釣ってる人がむやみやたらにルアーを買っていると思いますか?
誰よりも釣りたい、もっと釣りたい、一匹でも多く釣りたい。どうすれば良いか、どの好みを捕らえれば良いか、どのスピードで動かせば、どの、どの…
と、ひたすらに考え求めた結果的にルアーが多くなってしまっているのが実情です。(もちろん考えなしに揃えてる人もゼロではありませんが)
実際、ルアーがないから釣れないとぼやく隣の釣り人に好きなの使えと丸投げしたところ、やっぱり釣れません。
当然です。動かす技術も魚の好みを理解できる知識も教えを請う努力もしてないのですから。
釣りたいのであれば、素直にエサ釣り完全買取の釣り場へどうぞ。
人として、モラルとして
趣味の楽しみ方は人それぞれです。
どういう風に楽しもうが、どういう風に腐ろうが全ては自己責任です。
絶対に人の楽しみに茶々を入れたり揶揄したりするのはいけません。
今回の件で、私が一番腹立たしいのはそこです。
趣味との向き合い方を歪にし、エリアトラウトを楽しんでいる多くの方を傷つけ、またこれから始める未来のアングラーに対し、金が無ければ楽しめない趣味だと吹聴したのです。
釣れる、釣れない。楽しい、楽しめないは自己責任です。そこは間違えてはいけません。
釣りは、釣れなくても楽しいし、釣れても楽しい。
エリアトラウトに限らず全ての釣りがそうであると、私は信じています。
かつて釣竿を水面に振り、水面に揺れる浮きを眺めるだけで楽しかった想いは、決して嘘ではないはず。
釣りは、趣味は自分のために。
長々と、お気持ち表明してしまいましたがどうしても書かずには居られなかった。
また、次回は普通の釣果ブログに戻ります。
それでは、また。