皆様、いつも閲覧&👍️ありがとうございます。


さて、今回は大人気(?)のインプレッションシリーズ。


発売前に良くも悪くもSNSで話題になってしまった、ラッドシヴァリーのロッカ、2.1gと2.5gを使ってみた感想を書かせて頂きます。


高活性を効率良く、という触れ込みだった為、赤金系と青銀系でそれぞれのウェイトをテストしました。


前置きでの注意事項として、今回かなり辛口批評が入ります。


気に入って使っていらっしゃる方がおりましたら、気分を害される恐れがあります。あらかじめご了承頂くと共に、あくまでも素人のインプレッションとなりますゆえ苦情は基本受け付けません。


使い方教えてやるよ!というご意見のみ傾聴致します。ご理解くださいませ。


また、SNSで話題になってしまった発売メーカーのあれこれやプロスタッフの方とのあれこれは、一般ヴァルケイン狂の私は詳細全くわかりませんので、こちらもコメント頂いても返信しかねます。











  形状






写真下手なのはご勘弁くださいませ。






  メーカーの説明分


新規ブランドRAD SHIVALRY(ラッドシヴァリー)の第一弾となるスプーン「LOCCA(ロッカ)」
力強い泳ぎを兼ね備えたハイピッチウォブンロール!
ウェイトの割りにゆっくり引いても良く泳ぐのが特徴です。

<Spec:長さ28.5mm、幅12mm>


まずはメーカー説明分から。

ちょいとぼやけてますがパッケージの裏にステータスが書いてあります。


ただ、基準が全くもって不明なステータスなので参考になりません。(まあこれはわりかしどのメーカーもそうですね)


詳しくはQRから!とありますが、2023年11月16日(木)現在、ホームページはカミングスーン状態のまま何の説明も書いてありません。




  実際の泳ぎ





綺麗に泳いでいますが、この適正な動きでレンジキープするのがめちゃくちゃ難しいです。この動画をある程度見れるようにするまでに10takeくらい使いました。具体的な使用感は後述。



  使用感について


適正な動きをする巻き速度は、大体他社メーカーのウォブリング系スプーンの1.5g~1gくらい。なのですが…この手のウェイトに求めたいレンジキープ性能が著しく低く感じました。


短い距離の表層だとロッド立ててなんとか誤魔化せるのですが、ある程度遠投してから、レンジキープしようと巻き速度をあげると動きが破綻(くるくる回っちゃう)し、動きを維持しようとしてスローに巻くと巻き下がるといった具合です。


これは私だけでなく、釣り場に来ていた他のアングラーにも試して頂き同様の感想を貰いましたので、おそらく間違い無さそうです。


2.1g、2.5gありますが、両方似た感じにレンジキープが難しいです。





  実際に、釣れるのか?





まあ忖度しても仕方ないのではっきり書きますが、



極々限られたシチュエーションでならワンチャンあるかな?と言ったところです。とはいえ、そのシチュエーションなら他にもっともっと良いルアーが有るよねって感じ。






釣り場さんの名前を出すと、アルクスポンド宇都宮さん、大芦川さんではキャッチ出来ず。加賀さんの朝イチ、ボトム付近の駆け上がりに着いた魚が数匹釣れました。



とにかく適正に巻くと巻き下がるので、その特性を生かして上目から徐々に巻き下げ、ブレイクなどの地形を生かして食わせる…もしくは大規模ポンドのボトムトレースなどが有効な使い方かなと思います。


ただ、その魚は別にこのスプーンじゃなくても釣れます。クランク巻き下げれば良いだけだし、ボトムトレースならもっと巻き速度の幅が広いボトムスプーンがたくさんあります。


何よりレンジキープが難しいので、サーチが出来ません。


私が求める2gオーバースプーンの性能は、

巻き速度の幅が広い

色々なスピードでレンジキープ出来る

サーチ能力が高い

高活性の魚を手返し良く釣る


こういったところになります。


いずれも満たしておらず、高活性の魚、というよりはかなり傷だらけの魚が釣れたことを見るに。


比較的見たこと無い動きをしてるので、一回釣られた魚がリアクションで食ってきてるのかな?と感じました。


とはいえ、同じシチュエーションで別メーカーの同ウェイト帯のスプーンやクランクを似たレンジで引っ張ると普通に釣れるので、このスプーンを選ぶ理由が正直私にはわかりませんでした。


良いところをあげるとすれば、比較的カラーが綺麗で良さそうというところでしょうか。


もしかすると全色揃えて地味系の色を投げれば爆発するかもしれませんが…その為に揃えようと思える動きではありませんでした。


そもそもが高活性の魚を取る、という触れ込みだったので、赤金系とシルバー系でコンスタントに釣れないのはどうなのかな…と。放流でもテストしましたが空振りでしたし。


もちろん、このインプレッションは常識的な使い方をするとこうなりますよ。という内容です。


発売前に常識を覆すスプーンとの触れ込みでPRしていましたので、想像もつかない使い方があるのかもしれません。(嫌みではなくもしあるなら教えてほしいです、ほんと。爆釣したら宣伝大使になるので。)


ただいかんせん、昨今の情報化社会の波はルアー選びにも大きく影響を及ぼしており、動かしかたのレクチャーを万人に公開し、釣れた実績をあげないと今後の販売は厳しいのではないかな、と思います。



  総評


非常に批判めいた記事になってしまいました。


ただ正直このスプーンを選ぶ理由、このスプーンではなきゃ行けない理由が本当にわかりませんでした。


もちろんたかだかエリアトラウト歴三年のぺーぺーが言うのもあれですが、休みの殆どをエリアトラウトに費やし、釣行回数は既に300回を越え現在手持ちのルアーでほぼ全てで釣り上げております。


特にスプーンは大好きで投げまくってるのですが…この動きが正解だよ、この巻き速度が良い動きだよ。という巻き方が全くわかりませんでした。


メーカーが謳う狙うべき高活性の魚に対して、動きとスピードが全くマッチしておらず、むしろ低活性向けのスプーンでは?と思います。


巻き速度の幅の狭さとレンジキープ出来ないこの重さは、一定巻きが基本のエリアトラウトの中でもかなり常識から逸脱したスプーンだと思います。


発売元さんや既に使用されている方には心苦しいのですが、このままだと今後私がこのスプーンを投げることは無いでしょう。


批判的な記事は書かないことを個人的なマイルールにしていました。


ただ、Twitterでアンケートを取ったところ、かなりの方がインプレッションを気になるとの答えでした。


また、わざわざDMで催促コメント(ありがとうございます)までくださった方がかなり多かった為今回公開することにしました。


今後は基本良いなと思った物しか記事を公開しませんので、今後もお付き合いくださいませ。