ミャンマーで仏教徒がイスラム教徒40人を殺害?(涙) | 釈迦牟尼スーパースター ~仏教のつれづれ~

ミャンマーで仏教徒がイスラム教徒40人を殺害?(涙)

多数派の仏教徒・ラカイン族と、イスラム教徒・ロヒンガ族の衝突が続くミャンマー。
昨日も、こんなニュースが流れた。

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■国連「ロヒンギャ族40人以上殺害」 ミャンマーは否定■
(朝日新聞デジタル 1月25日)

 ミャンマー西部ラカイン州で今月、少数民族ロヒンギャの村人が虐殺されたとの情報をめぐり、国連と同国政府が真っ向から対立している。ピレイ国連人権高等弁務官は23日、「40人以上が殺されたとの信頼できる情報がある」として調査を要求。一方のミャンマー側は「完全な誤報」と反発している。

 同州では一昨年、イスラム教徒のロヒンギャと多数派の仏教徒ラカイン族が2度にわたり大規模に衝突し、少なくとも192人が死亡、14万人が避難民になった。避難民の帰還は進まず、緊張が続いている。

 国連人権高等弁務官事務所が得た情報によると、同州マウンドー郡のロヒンギャの村で9日に8人がラカイン族に殺された。その後、警官がロヒンギャの村人に殺されたことをきっかけに、13日に子どもを含む40人以上が警察やラカイン族に殺害されたという。

 これに対し、イェートゥ大統領報道官は、関係当局などがすでに調査を行ったが、殺害はなかったとし、「外務省が国連に情報が間違いだと伝えた。国連の信頼性が失われかねない」と反論した。国連とミャンマー政府の関係が今後ぎくしゃくする可能性がある。(ヤンゴン=五十嵐誠)
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 誤報であってほしい…でも今回誤報だったとしても、
すでに同じようなことが起きているらしいのだけれど。

 ミャンマーの仏教指導者・ウィラトゥ師(45)が説法会などで過激にイスラム教徒批判を繰り返して、『TIME』誌がウィラトゥ師を表紙にして「仏教版ビンラディン」とも呼ばれているのは、周知のとおり。


 ミャンマーというと、敬虔な仏教徒が多くて、僧侶はちゃんと具足戒受けて守ってるイメージがあるけど、それでも殺生しちゃうのか…。結局、世俗のモメごとには勝てないのだろうか。
 
 民族問題とか政治の問題とか、いろいろあるんでしょうけど、
どっかの村を襲撃して殺したりするのは「少なくとも仏教徒を名乗るな」って
各国の仏教教団は声明ぐらい出してもいいんじゃないだろうか。
 
 いや、過去を振り返るとみんなスネに傷があるから言えないのかしら。

 

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