坐禅のつもりで坐禅になってない(『現在坐禅講義』)
藤田一照さんという曹洞宗のお坊さんを知っているでしょうか?
長くアメリカで坐禅指導をしてきた方です。
私も名前は知っていたぐらいで、ちゃんと本を読んだことはなかった。
それが、こないだ南直哉さんが、
「藤田一照さんの『現代坐禅講座ー只管打坐への道』(2012年)は
すごくいい本です。
坐禅について、ごまかさずにあれだけギリギリまで言語で迫った本は
めずらしい」と言ってたんですね。
まず他人を褒めることがない南さんが、ですよ。
それで、さっそくその本を買ってみた。
まだこれから読むんだけど、500ページ近い大著で、かなり面白そう。
3刷までいってる。立派だなあ。
この本の帯文が挑発的で
「坐禅のつもりで坐禅になっていない坐禅がある。
この本の読者には、そんなことはさせられない」。
高校時代の愛読書がパスカルの『パンセ』だったそうで
(なんちゅう高校生だ)、
そのパスカルに話しかけるつもりで坐禅の講義をした、と書いてあります。
でね、その藤田さんは朝日カルチャーセンターでも教えてて、
9月12,19日に新宿校で講義があるんです。
12日が坐禅の稽古で、19日がお話。
呼吸に焦点をあてるそうですが、
正しい坐禅には「呼吸法のニュアンスは微塵もない」と。
行きたいな~~~~~。でもその週は忙しくて無理かも・・・。
早く定年退職したいな~~~。
ぼやけてますが、チラシはこれです。