「仏教は宇宙をどう見たか」という本
久々の更新だ・・。
もうブログとか書くどころか、仏教の本を読んだり坐ったりする余裕もなくて
心底イヤになっているのですが、ともかく本を買った。
佐々木閑先生の、今年1月末に出た本で
『仏教は宇宙をどう見たか: アビダルマ仏教の科学的世界観 (DOJIN選書) 』 です。
アマゾンからコピペ============================
仏教の思想を体系的にまとめた『アビダルマコーシャ』(倶舎論)。
本書ではその前半部分で展開される「仏教的世界観の客観的叙述」を考察し、
釈迦が考えたこの世界のあり方を読み解く。
超越者の存在や奇跡などの超常的現象を考慮しない、
原因と結果の関係で展開する機械論的宇宙。
そこに示される物質、精神、エネルギー、時間、因果則などの概念とは
いかなるものなのか。現代科学に通じるようで全く異なる世界観を提示し、
仏教と科学の類似と相違を探った心躍る知的冒険の書。
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こないだコンビニに行ったら、
佐々木先生がNHK教育でやった『100分de名著 般若心経』のテキストがあって、
すげーコンビニに?と思ったのですが。
アビダルマ(阿毘達磨)というのは、昔のお坊さんたちが、
いったいこの世界はどういう構成でどう動いているのだろう、と
細かく細かく考え抜いたもので、
多分ややこしすぎて泥沼にはまりそうなので、私もスルーしている分野です。
何年も前に佐々木先生が「倶舎論の本を出したい」と話されたか書いたかしていて、
ほんとに出たーと思っておりました。
仏教好きな人は、意外と、物理とか宇宙論とか好きな人が多いようにも思い、
そういう人には面白いんじゃないかなあと思います。