禅に興味がなくても・・理屈ぬきで面白かった「白隠展」
渋谷・Bunkamuraでやってる白隠展に行ってきた。
土曜日のわりに、わりとすいてて、ゆっくり見ることができた。
禅画や白隠禅師に特に思い入れはないけれど、文句なしに面白かった。
お釈迦さまや観音や達磨さんや布袋さん・・・いろんな表情を見てるだけで、もうね、可愛いしファンキーだし、
一人でクスクス笑ってしまった。
たとえば観音さまはどれも同じ表情で同じようなポーズなのだけど、
どう見ても酒が強そうだよね。
スナックにこういうママいるよね。
<蓮池観音>個人蔵 クリックで拡大します
美術評論家の山下裕二さんによると、
白隠の絵は独学で「誰の影響も認められない」とか。
誰の影響も受けない表現ってありえるのか、と驚くけれど、
たぶん本当の天才だったのだろう。
禅に興味はなくても、美術とかマンガが好きな人はきっと楽しめる。
禅→ミニマリズム→ジョブズとアップル製品 みたいな一面的な連想もブッ飛びます。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_hakuin/index.html
2012年12月22日(土)-2013年2月24日(日)
*1月1日(火・祝)のみ休館
★2013年1月22日(火)より、一部作品の展示替え
渋谷 Bunkamuraザ・ミュージアム
(以下はHPより)
江戸時代中期の禅僧であり、大量の書画を遺した白隠慧鶴(はくいんえかく)(1685~1768)。500年に一人の英傑(えいけつ)として讃えられ、現在の臨済宗の僧侶たちの系譜をさかのぼれば、すべて白隠に行き着くほどの重要な存在です。
白隠は80余年の生涯を民衆教化に捧げ、その手段として大量のユニークな書画を遺しましたが、それらは各地の寺院や個人コレクションを中心に散在しており、一般観客の目に触れる機会はこれまで稀でした。本展では40数カ所の所蔵者から大作を中心に約100点を厳選し、質、量ともに史上最高の白隠展となるでしょう。

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