仏教は学ばないかぎりわからない(南直弥さん「仏教わたくし流」) | 釈迦牟尼スーパースター ~仏教のつれづれ~

仏教は学ばないかぎりわからない(南直弥さん「仏教わたくし流」)

9月26日、南直哉さんの講座「仏教わたくし流」があった。

2か月お休みだったので、この日が待ち遠しかった。



今回は密教の基礎。

密教は、よく言われるとおり、どっちかというとバラモン=ヒンズー教じゃないですか?というようなものなのだが、仏教教団が意識的にバラモン=ヒンズーや土着的なものを取り入れたのか、それとも自然と混じっちゃったのかが疑問だった。

南さんの場合は、わりと意識的に取り入れた、という見立てのようだった。グプタ朝(46世紀初頭)がヒンズー教を採用したこと、仏教のパトロンである商人が勢いを失ってきたことから、仏教教団がオマンマの食い上げになっては困るという危機感のもとに、ヒンズー的な現世利益・儀式・呪術などを仏教が取り入れたのではないか、と。



あと、印象に残った言葉。

「仏教は学ばないかぎりわからない」。

仏教徒なら、本を読むなり、仏教者の話を聞くなりして、学び続けろと。

この言葉には励まされた。


お釈迦さまの言う無常とか縁起とか四諦とかいうのは、

無為自然に“心”でわかるタイプの話ではない。

「なぐさめにとぼしい」し、「苛酷な努力」を要求するし、「むくわれないかもしれない」し、「大衆ウケしない」と南さん。私もそう思います。

やたら本を読んだりしてると、「こういう頭でっかちなことでいいんだろうか?」と気が引けてくるのだが、もっとめちゃくちゃ読んでやる。

もちろん実践も頑張る。



次回は10月25日、午後6時半~(@赤坂・豊川稲荷)だそうです。

6時頃から6時半まで、楽しい仏教漫談があるので、みなさん6時頃から来てますね。




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