NHKスペシャルがオウムを初めてドラマ化
知ってる人は知ってる知ってるかもしれないけれど、
あのNHKスペシャルがオウム真理教を取り上げる。
まずは、今になって火中の栗を拾う勇気に拍手する。
どう描いたって、各所からクレームだの何だのが来るのに
あえて手を出すNHKに、やっぱ受信料は払おうという気にはなる。
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(NHKのHPより)
NHKスペシャル「オウム真理教」(ドキュメンタリー×ドラマ)
5月26日(土) 午後7:30~10:13
5月27日(日) 午後9:00~9:58
番組では、NHKが独自に入手した教団内部の700本を超す音声テープと
元幹部たちの証言をもとに、教団の暴走への軌跡を初めてドラマ化。
さらに死刑判決を受けた元幹部との手紙のやりとりや、警察関係者へ
の徹底取材によるドキュメンタリーで、世界初の化学テロ「サリン事件」
がなぜ起きたのか明らかにする。
国内外から今なお注目を集め続けるオウム真理教の事件。
その「闇」に光を当て、後世への教訓を導きたい。
http://www.nhk.or.jp/mikaiketsu/file002/index.html
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これは、ドキュメンタリーとドラマがミックスされた番組で、
ドラマ部分ではNHK記者の役を萩原聖人、
「教団初期からの古参幹部で、 これまでメディアの取材を
受けていなかった」女性の役を富樫真。
出た、富樫真!
東電OL事件をベースにした園子温監督の映画『恋の罪』で、
狂ったインテリ売春婦の役をやった女優さんだ。
この人をオウム幹部に持ってくるのは、かなり楽しみ。
もうあれから、17年も経ってしまった。
あの当時の「オウム(笑)」な感じは、覚えているでしょうか。
たくさんの方が亡くなったり被害に遭われた中では、
もはや描くことも難しいでしょうが。
あの「ショーコーショーコショコショコショーコー」という笑うしかない歌、
変なお面をかぶって踊る女性信者軍団、安っぽい布教アニメ、
ハリボテなヘッドギアや汚いサティアン、イケメン・美女の幹部たち、
TV放映時間中に刺殺された幹部、仏教風味のオカルト、チベット密教ブーム、
サブカルチャーの末路のインチキさと、被害の悲惨なリアリティ・・
それらの”面白さ”に視聴者(私もね)は、魅了され興奮したのだった。
森達也監督がオウムに迫ったドキュメンタリー映画『A』『A2』
はご覧になったでしょうか。とても美しいシーンもありましたよ。

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