飛鳥金銅仏が約60体ならぶ圧巻(穴場の法隆寺宝物館) | 釈迦牟尼スーパースター ~仏教のつれづれ~

飛鳥金銅仏が約60体ならぶ圧巻(穴場の法隆寺宝物館)

「阿修羅展」とか「親鸞・法然展」とか、時に行列もできる
上野の東京国立博物館・平成館。
でも、平成館に向かって左手奥の法隆寺宝物館はひっそりとしている。
行ったことはあるだろうか?

実は私も先日初めて入ったのだが、これが大当たりだった。


法隆寺宝物館の説明========================

明治11年(1878)に奈良・法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管された
宝物300件あまりを収蔵・展示しています。これらの文化財は、正倉院宝物
と双璧をなす古代美術のコレクションとして高い評価を受けていますが、
正倉院宝物が8世紀の作品が中心であるのに対して、それよりも一時代古い
7世紀の宝物が数多く含まれていることが大きな特色です。
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特に、1階第2室には息をのんだ。

飛鳥時代(主に7世紀)の小さな金銅仏が、ばーっと60体ぐらい並んでいる。
どれも重要文化財で観音菩薩が多い。


法隆寺釈迦三尊像に似た止利式(止利=とり=仏師の作風)のものや、
白鳳式のもの、妙に頭の大きいプリミティブアートみたいなもの、
それぞれに顔や衣が違って、見ていて飽きない。
豪族などが法隆寺に寄進したものらしい。




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ほとんど客もいない空間に、1500年も前の仏が無言で並んでいるのは圧巻で、
なんなら天から曼荼羅華でも降ってきそうだ。
(いちおう4月22日まで。でも収蔵品なので多分頻繁に展示すると思う)


法隆寺宝物館の周りはいろいろな木々がきれいで、
1Fにはホテルオークラのガーデンテラスがある。


平成館の特別展の入場料に、法隆寺館その他も含まれているのだから、
一度寄ってみるといいと思います。



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