仏教ファンのための文学案内(「仏教文学名作選」) | 釈迦牟尼スーパースター ~仏教のつれづれ~

仏教ファンのための文学案内(「仏教文学名作選」)

新聞を見ていたら、『仏教文学名作選』という広告が出ていた。
本かと思ったら、朗読CDだった。
CDが欲しいとは思わなかったけれど、
そのリストが面白かったのでメモしておこう。


読んでないやつは、そのうち読もうっと。

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『仏教文学名作選』(朗読CD)国書刊行会(12600円)


「ある僧の奇蹟」 田山花袋
「行雲流水」 坂口安吾
「蜘蛛の糸」 芥川龍之介
「恩讐の彼方に」 菊池寛
「山月記」 中島敦
「梅津忠兵衛の話」 小泉八雲
「高野聖」 泉鏡花
「浄瑠璃寺の春」 堀辰雄
「よだかの星」 宮沢賢治
「山椒大夫」 森鴎外
「鯉魚」 岡本かの子
「夢十夜」 夏目漱石
「二人比丘尼色懺悔」 尾崎紅葉
「尼」 太宰治
「印度の古話」 幸田露伴
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選者は太田治子さん、つまり太宰治の娘さん。
これ以外にも、「釈迦」(武者小路実篤)や、
「出家とその弟子」(倉田百三)や
「暁の寺」(豊饒の海・第3巻 三島由紀夫)、
あと井上靖の「天平の甍」「星と祭り」も・・

考えると”仏教文学”ってたくさんあるなー。



釈迦牟尼スーパースター ~仏教のつれづれ~


仏教文学名作選<CD>


などと考えながらネットをいじっていたら、
こんな面白そうな全集も見つけてしまった。


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『岩波講座  日本文学と仏教』  

■構成 全10巻


今野 達,佐竹 昭広,上田 閑照 編集委員
末木 文美士 編集協力


本講座は,日本文化に浸透している仏教思想の影響を
文学を核として考察し,日本人の人間観の特質を明らか
にするとともに,生きることの意味を考える視座を提供すべく,
1993年に刊行を開始,好評裡に完結しました。

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/01/7/010581+.html
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品切れ重版未定だけれど「日本の古本屋」でサーチしたら、
10巻揃いで売ってる店がずいぶんある
(9000円~4万円台とバラバラな値付け)。

これも老後に読みたいな・・・ってキリがないよ!


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