古代~近代のコンパクトな通史『インド思想史』
いつどこで買ったのかわからない仏教本が積んであるので、
それをちまちまと読んでいる。
仏典と並行して今読んでいるのが、
『インド思想史』(中村元著、岩波全書、第2版)。
新書ぐらいのボリュームで、ヴェーダ時代から近代まで
インドの思想史がコンパクトにまとまっていて、
年表などもついているたいそう親切な1冊。
しかしインド人は思索大好きな恐るべき人たちだー。
(どこかの古本屋で買ったらしいが思い出せない・・。
第2版でも1968年刊なので
最新の研究成果は反映してないのかも?)
仏教のページは半分以下だけれど、
やっぱり大きな流れの中で見たいですからね。
そういえば、仏教通史の定番のひとつらしい
平川彰先生の『インド仏教史』の新版が書店にあった
(春秋社、2011年9月、上下巻)。
立ち読みしたら、平易で、生真面目そうな通史だった。
通史は各種あるけど、どれかは読んだほうがいいと思う。
幹線を通すと、あとが楽だ。
年末年始、旅行でしばらくブログを触らないかもしれない。

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