血と肉とキリストが好きな園子温監督
11月12日(土)に、園子温(そのしおん)監督の新作映画「恋の罪」が公開される。
DVD派の私だけど、これは行かなくちゃ~。
恥ずかしながら最近の作品しか見ていないのだけれど。
いま日本で一番疾走感のある園子温さん(49歳)は、日本では珍しく宗教をいじれる監督だ。
「シオン」という名から想像するとおり、キリスト教、というかキリストのファンだという。
昔、家出して上京してすぐ、五反田駅前で「神を信じますか?」と声をかけてきた
新興宗教にも付いていって、どっかの教会で生活していたそうだ。
(そこから脱会するために、今度は成田闘争をやってた極左団体に入ったというのもすごい)
「恋の罪」
渋谷・円山町のラブホテルでの殺人事件(東電OLですね)に着想を得たという作品
http://www.koi-tumi.com/index.html
「愛のむきだし」
はっきり宗教を扱った作品。敬虔なキリスト教の牧師の一家が新興宗教に洗脳される。
満島ひかりが「コリント人への手紙13章」を延々絶叫するという、日本映画離れしたシーンも。
4時間もあるけど全然飽きず、世界がドギモを抜かれた。
「冷たい熱帯魚」
キリスト像が飾ってある禍々しい山小屋で、殺した人間を楽しそうに解体。
あと有名なのは、「自殺サークル」や「紀子の食卓」かな。
「自殺サークル」は、謎が解けないで終わるので欲求不満な人もいるようだけれど
「あなたとあなたの関係は?」という問いは、ちょっと仏教にも通じるかも。
どの映画も、血がビャーッと飛び散るので、真面目な仏教徒の方にはお勧めしません。
園監督は、インタビューで「クリスチャンではなくて、ソロのキリストのファン」と言っていた。
「たぶんジョン・レノンもキリストをライバル視してたと思うけど、
史上初のロックスターはキリストだと思う。若くして死んだっていうのもロックスター的だし」。
http://rooftop.cc/interview/001821.php
「愛のむきだし」の中で、満島ひかりが「カート・コバーンの次にカッコいい男を見つけた。
それはキリスト」とか言って、うっとり聖書を読んでるシーンもあった。
(カート・コバーンと言えばニルヴァーナ、ニルヴァーナといえばお釈迦さまでしょうが!)
思えば、私も、仏教ではなくてお釈迦様ソロのファンのような気がしてきた。
悔しい。仏教を扱った、こういうエッジの効いた映画は現われないものか?
仏教に触った映画は、なぜみんな辛気臭いのか?
たぶんキリスト教は血と肉の匂いがするから映画的なのだろう。
でも、無常とか無我を唱えたお釈迦様は結構な思想的テロリストで、
キャラクターではキリストに負けてないと思うのだが。
園監督、お釈迦さまも実はキリスト並みにヤバいスーパースターなんですけど、
釈尊映画を撮ってもらえませんかね?

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DVD派の私だけど、これは行かなくちゃ~。
恥ずかしながら最近の作品しか見ていないのだけれど。
いま日本で一番疾走感のある園子温さん(49歳)は、日本では珍しく宗教をいじれる監督だ。
「シオン」という名から想像するとおり、キリスト教、というかキリストのファンだという。
昔、家出して上京してすぐ、五反田駅前で「神を信じますか?」と声をかけてきた
新興宗教にも付いていって、どっかの教会で生活していたそうだ。
(そこから脱会するために、今度は成田闘争をやってた極左団体に入ったというのもすごい)
「恋の罪」
渋谷・円山町のラブホテルでの殺人事件(東電OLですね)に着想を得たという作品
http://www.koi-tumi.com/index.html
「愛のむきだし」
はっきり宗教を扱った作品。敬虔なキリスト教の牧師の一家が新興宗教に洗脳される。
満島ひかりが「コリント人への手紙13章」を延々絶叫するという、日本映画離れしたシーンも。
4時間もあるけど全然飽きず、世界がドギモを抜かれた。
「冷たい熱帯魚」
キリスト像が飾ってある禍々しい山小屋で、殺した人間を楽しそうに解体。
あと有名なのは、「自殺サークル」や「紀子の食卓」かな。
「自殺サークル」は、謎が解けないで終わるので欲求不満な人もいるようだけれど
「あなたとあなたの関係は?」という問いは、ちょっと仏教にも通じるかも。
どの映画も、血がビャーッと飛び散るので、真面目な仏教徒の方にはお勧めしません。
園監督は、インタビューで「クリスチャンではなくて、ソロのキリストのファン」と言っていた。
「たぶんジョン・レノンもキリストをライバル視してたと思うけど、
史上初のロックスターはキリストだと思う。若くして死んだっていうのもロックスター的だし」。
http://rooftop.cc/interview/001821.php
「愛のむきだし」の中で、満島ひかりが「カート・コバーンの次にカッコいい男を見つけた。
それはキリスト」とか言って、うっとり聖書を読んでるシーンもあった。
(カート・コバーンと言えばニルヴァーナ、ニルヴァーナといえばお釈迦さまでしょうが!)
思えば、私も、仏教ではなくてお釈迦様ソロのファンのような気がしてきた。
悔しい。仏教を扱った、こういうエッジの効いた映画は現われないものか?
仏教に触った映画は、なぜみんな辛気臭いのか?
たぶんキリスト教は血と肉の匂いがするから映画的なのだろう。
でも、無常とか無我を唱えたお釈迦様は結構な思想的テロリストで、
キャラクターではキリストに負けてないと思うのだが。
園監督、お釈迦さまも実はキリスト並みにヤバいスーパースターなんですけど、
釈尊映画を撮ってもらえませんかね?
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