増上寺の釈迦三尊像が戦後初の一般公開
今年は法然上人の没後800年。
そこで浄土宗大本山の増上寺(東京・芝)の三解脱門2階内部
に安置された釈迦三尊像と十六羅漢像が
明日から公開されるそうだ。一般公開は、なんと戦後初めて。
三解脱門が国指定文化財なのに対して、
釈迦三尊像・十六羅漢像は、東京都の指定文化財だけれど、
写真を見たところ、良いお姿。これは是非いかなくっちゃ。
【日程】平成23年9月17日(土)~11月30日(水)
【時間】10:00~16:00(入場は15:30まで)
【拝観料】500円(記念品付き)
http://www.zojoji.or.jp/index.html
ということを知ったのは、
今日9月16日に増上寺で「仏教成人大学」として
花園大学・佐々木閑教授の講演があって、
仕事をほっぽり出して聞きにいったのでした。
テーマは「大乗の仏と菩薩」。
もう、今までの疑問が20個ぐらい一気に氷解しましたよ。
「そうだったのか!大乗仏教」、池上彰か、というぐらい。
架空のたくさんの仏たち・菩薩・利他(現世的な人助け)という大乗セットが
生み出された必然性とか、
浄土系のお経、法華経、華厳経、密教系経典が
本質的に何が違うか、とかを理路整然と説明していただいた。
けっこう自分で本も読んでいたけれど、
木を見て森を見ずで、キモが全然わかっていなかった。
長くなるので講義の内容は書きませんが・・。
あと感動したのは、前に坐っていた高齢のご婦人の親切さ。
今回、参加者のほとんどは浄土宗の信徒さんで、
いきなりみんなでお経を唱えて始まった。
私がボーッとしていたら、前の机の婦人が背中で気配を感じて、
振り向いてお経の冊子を貸してくれたうえ、
お経が変わるたびに振り向いて「何ページ」と教えてくださったのだ。
仏教徒はこうあらねばならないなあと、
日ごろから不親切な我が身を反省した。

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