最古の仏伝?『ブッダ・チャリタ(仏陀の生涯)]
持ち歩き用の本として先日読み始めたのが、
『ブッダ・チャリタ(仏陀の生涯)』
(大乗仏典13 中公文庫 原実訳)です。
「ブッダ・チャリタ(仏所行讚)」は
詩人アシュヴァゴーシャ=馬鳴(めみょう)によって
紀元2世紀ごろに書かれました。
お釈迦さまの生涯を書いたものとしては
たぶん最古のものだと言われているそうです。
それこそお釈迦さまの座る椅子ひとつまで、これでもかという美文で描写され、
古代インドの絢爛豪華が目に浮かんで楽しめます。
詩ですし、お釈迦様像はそれなりに美化されてますが。
お釈迦さまの追っかけにとって嬉しいのは、
ものすごいイケメンとして描かれていることです。
お釈迦さまが城を出て街をゆくと、
あらゆる女が窓に鈴なりになってワーワーキャーキャー
乳房もあらわに身もだえするあたりの描写は、
もうこっちまで身もだえしそうですよ。
本日は引用している時間の余裕がないので、これまでに致します。
文庫だし読みやすいですよ。
大乗仏典〈13〉ブッダ・チャリタ(仏陀の生涯) (中公文庫)
