栄久庵憲司の極楽浄土『池中蓮華』展
新聞を見ていたら、こんなおいしそうなイベントが。
=============================================================
栄久庵憲司Exhibition
『池中蓮華』展
<展示内容>
極楽浄土の風景を連想させる蓮華の池が、人々を大きく包み込むような空間演出。
大いなる宇宙と自然の創造の知恵を引受け、今回新たにデザインされた新種の蝶
や極楽鳥は、先端技術を取り入れた新しい道具群の在り方を希求している。「天女
とビークル(乗り物)」は、新しい乗り物の姿と未来の社会風景を夢想し、それぞれが
相まって「素晴らしい都市の風景」を髣髴とさせる。
名 称:栄久庵憲司 Exhibition 「池中蓮華」展
会 期:2011年7月1日(金)~ 7月10日(日) ※会期中無休
時 間:10:30~18:00
会 場:新宿パークタワー(1F ギャラリー1)
〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1
http://www.gk-design.co.jp/ja/topics/
============================================================================================
栄久庵憲司さんとは、不朽の名作・卓上しょう油瓶をデザインした
という程度の知識しかなかったのですが、
今回調べてみたら、実家が広島のお寺で、僧籍も持っていることが判明。
しかも、実家のお寺が広島の爆心地から数百メートルの至近距離にあり、
終戦直後に実家に帰って、その凄惨な光景を目にして
結局仏門ではなくデザインの道に入ったそうです。
当然のことながら、
仏教世界をモチーフにした作品もたくさん残されているのでした。
なにせ、最近出たエッセイ集のタイトルが
『袈裟とデザイン 栄久庵憲司の宇宙曼荼羅』、
収録された連載エッセイのタイトルが「如是我聞」、
本の帯のセリフが「デザインは布教だ!」ですからね。
またアマゾンのウィッシュリストが伸びてしまった。
仏教への興味が、もっと見たいもっと読みたいという
貪りの元になっている、大いなる矛盾よ・・・。