信州中川村でベーシックインカムを唱える仏教村長
「ブッダゴーサ」というパーリ語仏典の偉大な注釈者がいまして、
ちょっと知りたいことがあって「ブッダゴーサ」で検索したら
トップに「曽我逸郎」という個人のHPが出てきました。
http://www.dia.janis.or.jp/~soga/index.html
僧侶でも学者でもないけれど初期仏教に取り憑かれた人らしく、
97年ぐらいからHPをやっていて、
ネット上でいろんな人と議論した記録を一覧にまでしていていました。
その相手は、禅僧・ネルケ無方さんから、しょうもない人まで玉石混交で、
曽我さんがボコボコにされているのもありました。
ふつうに仏教ブロガーの走りみたいな感じでした。
それで、今度は「曽我逸郎」で検索したら、
「長野県伊那郡中川村・村長」という人が出てきました。
同姓同名?と思ったら、どうも同一人物らしいのです。
つまり仏教好きの人が、中川村にIターンして、
なぜか2005年に村長選に出たら、なぜか当選したようなのです。
http://www.vill.nakagawa.nagano.jp/intro/v_chief.html
中川村という村をはじめて知りましたが、
人口わずか5000人ぐらいで、写真を見るととっても美しい田舎です。
でね、この曽我村長が最近、「ベーシックインカム」を唱えたり
「無防備都市宣言」をして、微妙に注目されているようなのです。
村長としてはあからさまに釈尊云々とは言っていないですが、
普通に考えて仏教の影響大ですよね。
それも、日本の既存宗派の関係者ではなくて、
「ブッダゴーサ」でヒットするような個人マニアが村長やってることに驚きました。
仏教村長の治世やいかに。
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