仏教がキリスト教に完敗したもの | 釈迦牟尼スーパースター ~仏教のつれづれ~

仏教がキリスト教に完敗したもの

先日、明治学院大学の教会でパイプオルガンの公開コンサートがあって、
近くにいく用事があったので行ってみました。
オルガンは背後の高い位置にあって、演奏者の姿は見えず、
あからさまに天から与えられる神の音楽という感じがするわけです。
バッハをはじめ、いろんな天才が宗教曲を書いていますしね。
しかも、いい位置に窓があって、光が斜めに差し込むわけですわ。

ホーキング博士が、いくら「天国は存在しない」と言っても、
天上から降り注ぐ音楽にはなかなか敵わないかもしれません。

時代は下って、黒人奴隷が連れてこられて、
キリスト教がその支配に使われたという側面はあったにせよ
黒人聖歌は独特の発展をとげて、歌って踊れる音楽となって、
聖歌隊出身のシンガーがソウルミュージックなどで世界を魅了して
これがなければロックもなかったでしょうというような
人類史上で至宝の文化を生み出したわけですよね。

前も書いたけれど、音楽の面では、仏教はキリスト教に完敗です。
悔しいなあ。
仏教は(イスラム教も)なぜキリスト教のように音楽が発展しなかったの?
耳から入ってくる音ごときに感情を揺すぶられてはならぬ、
という立場のためでしょうか。
大乗の法華経とか華厳経など壮大な音楽向きですけどねぇ。




ゴスペル女王、マヘリア・ジャクソン in 映画『真夏の夜のジャス』

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