キリスト教福音派の空恐ろしい「ジーザス・キャンプ」 | 釈迦牟尼スーパースター ~仏教のつれづれ~

キリスト教福音派の空恐ろしい「ジーザス・キャンプ」

日本中がそうだと思いますが、落ち着かない1週間で、
ようやく今日になってブログをいじる時間ができました。
ようやく映画を観る時間もできました。

本日見たのは、いまさらですが、これ。

「ジーザス・キャンプ ~アメリカを動かすキリスト教原理主義~」

キリスト教福音宣教会のフィッシャー女史が主催する、子供のサマーキャンプを追う。
全米・全世界の福音宣教会信者の家庭から子供たちが参加するキャンプでは、
子供たちに原罪を懺悔させ、中絶反対を説き、キリスト教を推進するブッシュを奉っていた。
2006 / アメリカ / 87min


いま最も信頼できる映画批評家の町山智浩さんが、
去年日本に紹介した一連の「未公開映画」がDVDになってまして、
そのうちの1本です。
ブッシュ政権の支持層でもあるアメリカのキリスト教福音派の
ドキュメンタリーですが、ほとんど自己啓発セミナー同然です。
宗教に興味ある方は、一見の価値ありです。

スマナサーラ長老そのほかの方が、
「仏教は原理主義になればなるほど安全」と言っていたとおり、
「一切皆苦、イエー! 不殺生、イエーイ!」といって
盛り上がるのは、なかなか難しいのではないかと。

宗教にドラッグのようにコカインなどアッパー系と、
ヘロインなどダウナー系があるとしたら、
どうも仏教はダウナー系ですね。

ですが、聖書やコーランをきちんと読んだ人に言わせると、
どこをどう読んだって、異教徒を折伏するための暴力を容認するような
理屈は書いてない、と言います。
あのどうかしちゃった人たちを
キリスト教原理主義、イスラム教原理主義と呼ぶのは
たぶんキリストやマホメッドに失礼で、
どうかしちゃった人たちは
なにかを都合よく曲解しているだけなのではないでしょうか。


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