「律蔵」1巻をつい買っちゃった
数日前のブログで、「律蔵」がめちゃくちゃ面白いらしい、
ということを書きました。
http://ameblo.jp/nibbaana/entry-10596500065.html
<お釈迦さまは戒律を机上でつくったわけではなくて、
サンガ(僧団)でケシカラン事件がおこったらその都度、
戒律を決めていきました(随犯随制)。
だから「律蔵」には、その戒律ができた背景として、
「こんなダメ弟子がいた」という由来が書いてあるそうなのです>
つまり当時のダメ弟子事件簿として読めるわけです。
ですが、律蔵は「南伝大蔵経」(パーリ語を旧仮名遣いの日本語訳にしたもの)
の5巻組しかないというので、当面手を出すつもりはありませんでした。
ところが昨日、神保町で偶然見かけ、つい買ってしまいました…。
神保町の、仏教・東洋史専門古書店「東陽堂書店」に行ったら、
外のワゴンに「南伝大蔵経・律蔵大1巻・オンデマンド版」が
2000円で売られているではないですか。
しかもそのとき酔っ払っていたもので、つい購入…。
後で調べたら、定価4900円ぐらいのようです。
http://touyoudou.jimbou.net/catalog/index.php
中はご覧のように超読みにくいですが、確かに面白そう。
例えば
「人女の三道に於て不浄法を行ぜば波羅夷なり、大便道・小便道・口なり」。
つまり
前でも後ろでも口でもヤッちゃったら教団追放、だそうです。
「比丘なる怨家、人女を比丘の前に伴い来たりて、
大便道を以って生支におかしめんに、
彼若し入時に楽を覚え、停住に楽を覚え、出時に楽を覚えれば波羅夷なり」。
つまり
入れるときも中でも出すときも気持ちよければ教団追放、だそうです。
お釈迦さまは「智慧とは列挙なり」と言うだけあって、
いちいちを列挙するところが几帳面ですよね。
律蔵に手を出して初めて、お釈迦様追っかけ隊の仲間入り、という気もしますし、
1巻だけでもそのうち読んでみることとします。

にほんブログ村