禅の本もろもろ | 釈迦牟尼スーパースター ~仏教のつれづれ~

禅の本もろもろ

先日、「禅宗がわからん」と泣きをいれたところ、
何人かの方が本を推薦してくださいました。
どれも面白そうなので、ご紹介してみます。


まずは『禅思想の批判的研究』

著者は駒沢大学仏教学部の先生で、
『縁起と空ーー如来蔵批判』などの本も書いていて、
批判精神ありまくりなようです。
私自身も、なにごとにつけ「批判的研究」が大好物なので
ぜひ読んでみたいと思います。
しかし、この本を読んだうえでブログで内容紹介したら、
禅宗関係の方から地獄のように反論コメントがきそうで怖いです。


禅思想の批判的研究/松本 史朗
 わぁ、いいお値段。
¥9,991
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それから『仏教瞑想論』。

「禅の本ではないですが」というご推薦でしたが、すごい面白そう。

古代インドから、中国、日本、現代のアジア諸国まで、
瞑想の歴史的・地域的な系譜を研究した本です。
思想書は数あれど、瞑想という実践をキーワードにした本は
知りませんでした。

著者は仏教学者ですが、ご自分でも瞑想しているようです。
私自身は、スマナサーラ長老のセミナーで、
ヴィパッサナー瞑想をちょこっとやってみただけなのですが・・。
有名仏教ブロガー(?)の「ひじる男」さんが、
取り上げてました。

http://d.hatena.ne.jp/ajita/20081221/p2


仏教瞑想論/蓑輪 顕量
¥2,310
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それから、意外なところでは京極夏彦の小説『鉄鼠の檻』。
箱根を舞台に、禅僧がからんだ推理小説で、
禅の歴史から公案の数々まで、
小説として破綻するほどに禅のことが盛り込まれているそうです。
舞台とされる箱根の旅館「仙石楼」って、
「仙郷楼」(泊まったことがある)のことかしら?
しかし、京極さんはなんでいつも黒い手袋をしているのか。


文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)/京極 夏彦
¥1,400
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今、目の前に積んである未読本の山が少し片付いたら、
どれも読んでみるつもりです。ありがとうございました!




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