ウォーホルの浄瑠璃寺 | 釈迦牟尼スーパースター ~仏教のつれづれ~

ウォーホルの浄瑠璃寺

浄瑠璃寺



◆ずらり9体並んだゴールデン阿弥陀仏◆


好きなお寺についても、ちょぼちょぼと書いておこうと思います。

まずは浄瑠璃寺。
京都と奈良の県境、山里にあるのどかなお寺です。


なんといっても壮観なのが、細長い阿弥陀堂にずらりと並んだ
9体の金色の阿弥陀仏。
私の中に阿弥陀信仰はないですが、お寺・仏像としては、
こういうのが迫力ありますね。信仰と仏教美術は別腹ということで。



釈迦むに・スーパースター ~仏教のつれづれ~


お寺の方に聞いたのですが、昔はお堂の中で参拝できなかったとか。
阿弥陀のお顔の部分が見えるように、9つの窓を開けて、
池をはさんだ東側から拝んだそうです。


9つの窓から光がもれて、横一列に浮かび上がる、

9の黄金阿弥陀のお顔。

アンディ・ウォーホルが見たらきっと気に入ってくれたと思います。
「SAIHO-JODO」というタイトルで
ウォーホルに描いて頂きたい。



◆むっちりしたチーママ吉祥天 ◆



それから、秘仏の吉祥天。
私が言った3月末、たまたま公開日で拝むことができました。
小柄でむっちり肉がついて、唇に紅を差しています。



釈迦むに・スーパースター ~仏教のつれづれ~


『見仏記』の中で、みうらじゅんが、
この吉祥天を「チーママ」と呼んでいました。

「チーママと一緒にハワイに行きたい」と。
サキイカかなんかがお供えしてあるのを見て、
「チーママはやっぱり乾き物なんだね」と、
ワケのわかんないことを書いていたようないなかったような。


「浄瑠璃寺流記事」によると、平安末期の1047年に、義明という上人が、
薬師如来を本尊として小さなお堂を建てたのがはじまりだそうですが、
あまり歴史ははっきりわからないようです。


吉祥天の見られる3月下旬に行くのが、絶対におススメ。
暖かい日に、山吹、雪柳、馬酔木などが咲く参道を
山門まで歩くのは、とても幸せな気分です。
帰りのバスを待つ間、茶店で甘酒をすすって、猫と遊びました。


住所は京都ですが、奈良駅からバスで行くのが普通です。



http://www.city.kizugawa.lg.jp/article.php?id=583&f=275&t=cat


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