幸福の科学のすっげー教義
「幸福の科学」が、「幸福実現党」を創設しました。
大川総裁が最初に書いた著書は、根本経典『正心法語』(86年)。
仏教くさいタイトルです。
以下、幸福の科学のHPから安直にコピペであります。
「幸福の科学の信仰の対象は、地球系霊団の最高大霊、主エル・カンターレです。
大川隆法総裁は、主エル・カンターレが地上に下生(げしょう)された存在であり、過去、その意識の一部が、インドで釈尊として、ギリシャでヘルメスとしてお生まれになったことがあります」
うわ~、お釈迦様は、
ヘルメスや大川総裁と同じように、絶対者の意識の一部だそうですよ!!!!!
「主エル・カンターレは、人類の始まりに先立つ悠久の昔から存在し、地球系霊団の創造そのものを司った、地球系霊団で最も古い霊存在です。主エル・カンターレは、地球のすべてに関して最高の権限を持っています。地上にどのような文明を建設するか、どのような時代精神を興隆させるか、その最終判断を下しているのが主エル・カンターレなのです。」
これって、要するにお釈迦さま以前に支配的だった、「ブラフマン」(梵天さん。宇宙の最高原理・唯一真実の存在)みたいなものなのでしょうか。
人はなぜに、何かひとつの主体が宇宙を動かしている、と思いたがるのか。
世界の複雑さ、予測不可能性に、人間は耐えられないのでしょうか。
「仏によって創られた仏の子です。仏から永遠の生命を与えられ、この世とあの世を転生輪廻しながら魂修行をしている存在です」
えっ、悟りを開いた人間を「仏」と呼ぶのかと思ったら、
仏が人間を創ったのですか!!!????
どの仏典に書いてあるのか、研究してみようと思います。
(写真)高輪にある、幸福の科学のなんとかいう宗教施設。
エル・カンターレというだけあって、なんかローマ風?
もともとここには、「ホテル高輪」というプチホテルがあり、
テイクアウトのローストビーフがおいしかったのですが、
気が付いたらこうなっていました。
でね、いま本屋さんでは、大川総裁が書かれた「仏陀再誕」という本が置かれています。
製作総指揮・大川総裁で、10月17日から、配給・東映(!)で公開されるそうです。
2500年のときを経て、仏陀が生まれ変わってきちゃうそうです。
せっかく、悟りを開いて「輪廻」という苦の歯車を止めたのに、
また生まれ変わっちゃうそうです。
では、仏陀は悟りを開いてなかったのでしょうか?
何から何まで、興味深い教義であります。
大川総裁は、「スッタニパータ」をお読みになったことがあるでしょうか(あるに決まってますよね)。
あったなら、どのように整合性を取っているのか、心の底から、勉強してみたく思います。
