犀の角のごとくただ独り歩め
究極の真理へと到達するために精励努力し、
心怯む(ひるむ)ことなく、行い、怠ることなく、
足取り堅固に、体力、智力を身につけて、
犀(さい)の角の如くただ独り歩め。
スッタニパータ 68

シビれる・・・・。
歴史上には、ものすごくたくさんの偉人がいて、ものすごくたくさんの名言を残していますが、
私が生涯心に抱いていきたい言葉はこれです。
お釈迦さまのナマ言葉に近いとされる、最初期の仏典「スッタニパータ」の一節です。
訳は本によって多少違いますが、
勝手に尊敬している仏教原理主義者・佐々木閑先生(花園大学教授)の著書『犀の角たち』より。
理由もなくただ独り生まれてきて、理由もなくただ独り死んでいく、
それだけは間違いない・・・・。お釈迦さまにシビれます。
当時のインドに、サイが普通にいたのでしょうが、
現物のサイの角は、特にカッコよくはないですねえ。