お上りさんあるあるで道に迷った上に、工事中で参道は通せんぼ状態。皆様どこからお参りしているのかと駐車場警備の方に入り口を教えていただきました。車も通る細い参道は生活道路なのかしら。お寺様の密集地帯で、それを眺め楽しくおしゃべりしながらやっと大本山妙心寺様の大方丈に到着です。

入り口というか受付というか、不勉強で分かりませんが、こちらで最初に拝観料をお支払いして御朱印のお願い、御朱印デビュー記念に御朱印帳の購入をします。お寺様の印のみのシンプルなデザイン、函はキラキラ素敵な花卉図です。大庫裏は工事中のため拝観できないとのことです。

まずは大方丈へ。外廊下というのでしょうか、床がキュイキュイ鳴ります。鴬張りとは聞いていないですが、鳴るようにするのが一般的なのでしょうか。ここのほかでも鳴る廊下に出会います。音がかわいらしく何度も往復してしまいます。壁には、支部というのか流派というのか、たくさんのお寺様の名前があり、地元のお寺様があるか探してしまいます。外国のお名前もあることに驚きましたが、それはそうですよね。お部屋の襖絵を鑑賞、室内へもどうぞとのお声がけをいただきましたので、畳に座って堪能します。

いよいよ法堂へ移動して雲龍図との対面です。爪は3本、角は鹿、八方睨みとのことですので、移動しながら見上げます。天から降りてきたり、上っていったりを見られて大迫力で好みの龍です。青系の円に縁どられているので、青の龍の印象。解説音声が15分ごとに流れています。日本最古の梵鐘、黄鐘調鐘(おうじきちょうしょう)の録音された音源も流れるのですが、今回は工事中の音も重なってしまい残念。工事のないときにも訪れたいです。