将来のことを不安ならマジにならねば | 還暦マイナス4歳おっさん初級ライダー@ADV150のブログ

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YAMAHAのLS6というギターで毎日練習しています。

「高校の授業で『資産運用』『資産形成』について必須教科になる」

 

というニュース項目で、MCから「どうですか?」と問われた若い女性タレント2人が、

 

「え?難しいことはよくわからない」

 

といきなり降参。

金融専門家がかなりわかりやすく解説してたんですが、思考停止で聞いてない。

 

たぶん、この2人が高校時代で、もし必須科目だったとしても、授業聞かないんだろうな、ということは想像に難くない。

 

まず、漠然としたままよくわからないというのは仕事でも非常に良くない。

 

そういう思考パターンの人は、判で押したように誰も教えてくれなかったから、と言うのだけれども、たとえ誰かが教えてくれようとしも聞いてないだろう、誰かが教えても今回のようにいきなり降参して思考停止で聞きたくないだろう、と思うのです。

 

事実、今回、専門家がせっかく噛み砕いてくれたのに、話を聞いてなかった。

本当に不安なことって放置しないと思うんですが、わからない!と呆気なく降参するって、本当に不安なのか私にはよくわからない。

 

授業を聞いてない、聞いていられない、教科書を読んでない、読んでいられない、参考書で調べようとしない、参考書が買えないなどと図書館にあることを知っていながら図書館に行かない、ネットで調べない。

ということなので、どうやれば伝わるのか、わかりませんが、以下の項目程度は、他人に説明できる程度は、自力で調べて理解しておいたほうがいい。

 

国会でのやり取りや、選挙公約や演説を聞いている限りでは、国会議員でも理解している人は少ないかも知れないとお見受けします。

議員年金の額も自力で調べて理解しておいたほうがいい。

 

下記、赤字部分については理解して置いたほうがいい。

 

【1】まず、自分が年金で、いつからいくらもらえることになってるのか、知らないことには話にならない。

 

・ねんきん定期便(届いてるはず。届いてないと嘆く人は捨ててる。)

 

・ねんきんネット(これを利用してる人は以下もきっと理解しているはず)

 

【2】年金をもらう時期を選べるようになっていてそれによってもらえる金額も変わってくることも理解する。

 

・受給開始年齢

 

・受給開始年齢の繰り下げ

 

【3】自分が最低最悪のケースで、最低いくらあれば暮らせるのか。

 

これは家計簿を付けるしか無い。

大抵、思考停止の人ほど金遣いが荒い。

ケチ臭いことは嫌だ、と毛嫌いする人ほど金の使い方が下手。

今、きゅうり1本いくらするのか、パッと思い浮かばない人は、アカン。

 

家計簿をつけなくても自信ある高給取りならいいが。

 

【4】年金収入を補完する手段、制度がある。

 

・個人型確定拠出年金(iDeCo「イデコ」)

 

・つみたてNISA

 

理解した上で利用するしないを決めているかどうか。

少なくとも知らない人に説明できる程度には理解しておきたい。

 

 

【5】年金って人によって違うから。

 

年金の構成は、会社勤め、業種、その会社によって違う。

会社勤めか自営業かでも違うし、同じ自営業でも自営業の組合とかで違ってくる。

 

・年金は3階建て

・厚生年金

・国民年金

 

【6】年金足りない!増額しろ!って言うのは無理なことを理解。

 

年金制度の種類は2パターンあって、どちらでも困る。

 

賦課方式(現在の方式。少子高齢化で今の子供世代の負担がエスカレートする)

 

積立方式(自分の分は自分でやる制度で、思考停止の人たちが何とかできるとは思えない)

 

さらに、もう1つのパターン。

 

ベーシックインカム(年金や医療保険や失業保険など社会保障の全てを止めちゃって、全員に定額を支給する)

これは、自分でやりくりできない人はつらい。本当に自力でやっていってくれという仕組みなんで。

 

ーーー

以上のことを、お金の話って知り合いとか友だちとするには気が引けることから、私も、人にこんな話はしない。

でも、ふと雑談の中で「こいつ備えてるな」とわかることも多く。

 

失礼だけれども、見るからに(今で言う)DQNにしか見えないカンジの人が、真面目なセミナーでせっせとメモを取りながら真剣に話を聞いている場面もよく見かける。

しかも、大抵、一人で来てる。

たぶん、知り合いとか友だちとこんな話をするのは気が引けるとか、あるのだろうと思う。

 

事実、つみたてNISAやiDeCoの20代の利用者は意外なほど多い

例の「年金2000万円問題」の際にマジになった人たちが増えたということらしい。

 

あれが何なのか、どういうことだったのか、ということと、賦課方式しようが積立方式にしようが、「年金増やせ!」と迫るのが茶番で無理があることを理解する必要はあるし、国会議員はもちろん、マスコミでも無知な人が多い。

 

他人がやれないこと、やりたがらないことで収入を得るのが「仕事」というものだけれども、やらなきゃあいけないことだったり、やれなきゃあいけないことを他人に頼る人が、それが安直であればあるほど、俗に言う「カモ」なわけで、出費がかさむことになる。

 

そして、そういうパターンの人は、稼ぎ力が乏しく、大変ということになる。

 

なので冒頭に紹介した「難しいことはよくわからない」と放棄している女性タレント2人。真剣に崖っぷちになった時にそんな呑気なこと言っていられるのかどうかということと、

「あんたと一緒に遊び呆けてる子達も、意外と真面目に考えて行動していたりするんだぞ

事実、あんたと同類にしか見えない子が、真面目にセミナーに来ていたりするのをよく見かける。

当然、あんたなんか誘わないで、1人で来ている。

そんな話題になろうもんなら『ドン引きされる』と思うから話をしないだけで。。」

 

と思う。

あるいは、自分のイメージダウンを懸念して知らないフリをしているのかも知れないけれども。

 

よくある話としては。。。

学校サボって朝から晩まで毎日毎日、一緒に遊び呆けてて、いざ試験!という時に、

「全然やってない!もう捨てた」

と試験開始寸前まで言ってて、試験が終わった時もなお

「やばい!もうダメ!」

と頭を抱えておきながら、試験採点結果で満点取ってる友だち。

自分が留年してるのに、その子は手堅く進級していく、、やがて疎遠に、、というパターン。

 

出し抜いているわけではなくて、人にあまり泥臭いところを見せたくない、見られたくない、というのが本音だったりするわけで、ましてや仲のいい友だちだったら、なおらのこと「ドン引きされる」ようなことは言いたくない。

 

寿命が100年。

定年退職が60歳なり65歳なりとすると。。

60代、70代、80代、90代までのシニア世代を「安心して暮らせる老後を!」という政策という名のスローガンで養うために、20代、30代、40代、50代の現役世代がどれだけの負担をせねばならないか、というのが年金の「賦課方式」という現行の制度。

そんな「賦課方式」じゃあ現役世代にはたまらないから「積立方式」にして自力でやってくれ!と突き放された時、つみたてNISAもiDeCoも知らない、知らなかった、よくわからない、できない!という人たちは、「賦課方式」以上に途方に暮れて困ることになるはず。

 

さらに、それら年金制度自体も、医療保険も、失業保険や生活保護など、いわゆる社会保障というものを全て無くして、「その代わり全員に一律渡しますからそれでよろしく」という「ベーシックインカム」が制度導入検討されては消え、されては消え、と消えないまま残ってる。

そんな一律渡されても、家計簿もつけていない人にとっては、「お小遣い!」にしか見えないけれども、失った「社会保障」というもののデカさは計り知れない。

 

「そんな話うそだろ?今、私の親は、年金で全然楽勝だぜ」というのは、人口が末広がりで、現行の賦課方式で全然楽勝だったのと、年金運用も高金利のおかげで楽勝だったので給付できたから。

だから親に聞いてもよくわからない。

 

信じたくない話だったり、理解できない話だったりを、それすなわち否定、という思考パターンの人が、ほんとに多くなってきたけれども、将来を楽観して信じるにしても、信じるに値する裏付けを持ってから信じても良かろう。

 

信じたくない話だけれども理解するためにいろいろ調べて、安易に鵜呑みにせず、2重、3重にも裏付けを取って受け止めて初めてそれを自分にとって是と受け止めるか否と受け止めるか、否と受け止めるのなら、取りうるアクションは、、、と。

 

少なくとも、自分の収入と今の貯金と預金金利と年金額と自分がいくらあれば生活できるのかと。

それらが100年生きるとした場合に、どう帳尻が合いそうなのか、ということと。

それらの皮算用が成り立ってから初めて安心したいところ。

 

目の前にいる友だちにどう考えてるのか?聞いたところで、「よくわかんない」というその一言が、試験前のヤバいと言ってたはずがまさかの満点というのがよくあるパターンだった、ということを踏まえた時、、、どうなのか?

 

まぁ、そこでなまじ金融機関の「相談会」だの生保営業の「ライフプラン」に安直に飛びつこうものならば、「カモ」になるわけで。

説明を聞いてもいいけれども、2重3重に裏付けを取ってから行動しないと。

 

理解しない、理解できないということと、是認する、否定することは別。

理解した上で、行動するしないを決めること。

自分の将来の話なわけで、理解した上で安心すればいいわけで。

「え?難しいことはよくわからない」
と一緒にツルンでる友だちも、自分の将来のことを意外と真面目に考えて行動していたりするんで。

 

もちろん、私も、これらの話を、知り合いや友だちとすることはない。

ドン引きされるような気がして、話したくない。

ゆえに、知り合いや友だちが、これらについてどう考えているのかは知らないし、興味もない。

 

よくよく調べもせずに、単に営業に言われるまま、年金保険なる生命保険会社の商品に飛びついてしまうと、後で気づいて解約、、となるとかなり強烈な解約金がかかるので、よく調べて2重3重に裏付けを取ってから、契約するなり決めたほうがいい。少なくとも、機関投資家というのが何なのか、機関投資家がどういう構図で生計を立てている人たちなのかを説明可能になる程度は理解しておいたほうがいい。

 

私は間違ってもこれらの話を同僚や部下とはしないけれども、私の秘書にだけは、よく説明して理解させている。

年末調整の意味も、控除の意味も。

もちろん私の言うことも鵜呑みにせず、自分で調べて2重3重に裏付けを取って行動するようにと。

 

まぁNHKは要らねぇだの、日経新聞はアカンだのと忌避するのは自由だが、ならば政府定例記者会見や中央省庁や自治体の公式サイトを常日頃からウオッチするなり、何らかの情報源を常日頃から持っておかないと、SNSやユーチューバーに頼る方が私は不安なんで、そこは見解の相違かも知れない。

 

むしろ私からすれば、いわゆる「情弱」であるのなら、せいぜいNHKや日経からでも始めてみたらどうだ?と私は思う。

 

偏向報道か否かは、BBCだのニューヨーク・タイムズだの、世界のニュースに目を向けて国際情勢を掴むようになればわかるから。

 

偏向報道だの何だのって言ってる人たちって、島国の中でどう偏ってるのか、みたいな、まるで、鎖国時代で世界を知らない江戸時代の人たちな状態。

 

今、シリア情勢がどうなってるか知ってる?

それに対する日本のスタンスは?

イスラエル・パレスチナ問題って説明できる?それが日本にどういう影響が及ぶことになる?

そういうあたりは、NHKをぶっ潰すこととは次元が違う話。

もっともNHKや日経のような、なにか取っ掛かりがあって、そこから掘り下げて理解する必要があるんであって。

 

それを把握して何になるの?という状態が、自分の将来から目を背けていることに他ならないわけで。

日本は自給自足できない国だ。

日本語は日本でしか通じない。

日本は天然資源がない。

円は日本だけの通貨だ。

世界人口77億人で日本の人口は1億人を切るのはそう遠くない。

なので、国際情勢を踏まえないと。

今は、なぜか鎖国時代で海外のことを知らない江戸期のように、私には見える。

 

SNSとYou Tubeで日本人に閉じた閉鎖的なコロニーの中に中に閉じこもってきている。

 

いずれにせよ、しつこいようだけれども、誰も教えてくれなかったから、と言う人は、どうせ、誰かが教えてくれようとしても聞いて理解する姿勢がないはずなんで。

事実、冒頭の2人は、その場で専門家の説明に耳を傾けることもなければ、質問もせず、

「え?難しいことはよくわからない」

と自分たちからその話を畳んでしまったんで。

 

もしかして意外と平成世代って、ネットサーフィンが苦手だったりする?もしかして?