リケルメしかいない | オランピック・ドゥ・マルセイユ

リケルメしかいない

アルゼンチンがW杯出場を決めましたね。本戦出場という最低限の結果を残したマラドーナ監督は、これでようやく枕を高くして眠れることでしょう。

とは言うものの、ペルー戦、ウルグアイ戦のアルゼンチンのパフォーマンスは散々なものでした。攻撃は連携が皆無で個人技に頼り、ディフェンスはいとも簡単に相手攻撃陣に侵入されスペースだらけ。そこには堅固な守備で鳴らしたかつての強豪国の面影は全くありません。

AFA(アルゼンチンサッカー協会)はこのままマラドーナ監督で南アフリカに乗り込むつもりなのでしょうか?だとすれば、南アフリカでのアルゼンチンは惨敗を喫します。マラドーナ監督のフットボールはまるで戦術がなく、すべて選手任せ。そんなフットボールでは、ブラジルやイタリアなどの強豪国に負けるのは目に見えています。

悲惨な状態の現在のアルゼンチンを立て直すには、マラドーナ監督をクビにするべきでしょう。ただ本大会まで1年を切った今、監督を代えるのはリスクが大きいのも事実です。

今のアルゼンチンを変える唯一の策は、AFAもアルゼンチン国民もそしてマラドーナ監督自身も、実は分かっているはずです。アルゼンチンを蘇らせることが出来るのはボカ・ジュニアーズの10番だけであることを…。