沖縄のお盆がやってきた。昨年は丁度夏休みで地元に帰省してたからよく様子がわからなかった。
今年は9月4日〜6日。4日がご先祖様をお迎えする『ウンケー(御迎え)』。この日は『ウンケージューシー』を食べてお出迎えするそう。5日は『ナカビ(中日)』。親戚一同が仏壇のある家(オジーやオバーの本家)に集まってソーメン汁と酢の物などをお昼に食べてご先祖様と一緒に過ごすらしい。6日は『ウークイ(御送り)』。最後の日はご先祖様があの世でお金に困らない様に、あの世のお金『ウチカビ』を燃やして見送ると言う。この3日間に街中で催されるのが『道ジュネー』。エイサーを踊りながら街中を夜中練り歩くのだ。また、お盆の時期は海に入ってはいけない。足を引っ張られて一緒に連れて行かれてしまうと言う。

エイサーといえば、国際通りの大道芸とかエイサー大会とかを思い浮かべるが、実は『道ジュネー』が本物。私も最初、同僚と話していてもよくわからなかったのだが、実際に体験してみてようやく分かった。地域の青年会がこの3日間の為に練習してお披露目するのだ…って言うか、地域の旧盆のために伝承して頑張っているのだ。だから、沖縄市の様に大人数の青年会もあれば、少ない人数で回っている青年会もある。『エイサー』の1番の目的は旧盆で、大会はその次なのである。本州からの観光客には大会の方が目立つので、大会の方が目についてしまう。残念ながら、私の住むエリアには『道ジュネー』は来ない。いつもと一緒の静かな夜だった。

旧盆の頃のスーパーも観光客にも是非行って欲しい。この頃のスーパーの品揃えは1年で1番である。フルーツの種類がいっぱい。いつもは売り切れてしまったら品物があれば補充されるが、輸送に日数がかかる沖縄ではそう簡単な事ではない。品切れしたらしばらく入って来ないってこともある。だから、欲しい物はある時に買うのが沖縄の掟。だから、沖縄のスーパーは品揃えがあまり良くない。でも旧盆のスーパーは違う。
特にビックリしたのが、食用に適さないグリーンパイナップル。安いなーって思ったらお供え用。そして、サトウキビ。いつもは畑でしか見たことのないサトウキビが綺麗に整えられて並んでいる。沖縄では育てられていない梨。1個398円。めちゃくちゃ高額。キズもあってそんなに高級に見えないけど、皆さんどんどん買っていく。
何と言っても興奮したのが、山積みにされたメロン。プリンスメロンじゃなくて、マスクメロン。普段はめちゃ高級そうな2個ぐらいのメロンが大事に置かれているのに…この時期はもってけ泥棒状態。メロンの値段は、ちょっとばかり安い。でも、山積みメロンはとても美味しそうに見えない。

今、沖縄はこの旧盆を巡っていくつか問題が挙がっている。
『道ジュネー』の夜な夜な大きな音で回ってきて騒音や見にくる人達の駐車問題が挙がっている。警察が来たり、一部中止をしたりしている。
旧盆休みは、官庁等、病院も休みだと思っていたが、市町村で違うらしい。多くの学校はお休みだったが、本州からの移住者の多い地区では普通に授業をしている学校もあったらしい。私の地区はほぼ例外なくお休みだった。旧盆の行事を行う沖縄の家はやる事いっぱいで忙しいだろうが、やる事がない私は3連休。静かにゆっくり休ませてもらいながら、本州のお盆も昔は沖縄みたいにご先祖様をお迎えしていたんだと思い直す旧盆でした。

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浦添市美術館は、浦添市役所の近くの以前訪れたことのある『てだこホール』とか『図書館』とかが集められた文化エリアにある。でも駐車場まで行くのにいつも道に迷う。今日も迷った。そして、車を駐車場に入れて、美術館に行きたいのだが、どっちに行っていいかやっぱり迷う。小さな立札の矢印を頼りに行くと、美術館があった。もっとどこから見てもわかる様な表示板を建てて欲しいものだ。本当にわかりやすそうでわかりにくい。
ところで、美術館の建物は、案の定、沖縄らしく凝った造り。まるで北海道の歴史ある建物の様。なぜか展望台があったので登ってみた。1人しか通れない長い螺旋階段の上には、本当に展望台だけの塔だった。沖縄の建築は、どれも個性的で凝った造り。そして、空間的にも敷地的にも大変贅沢な造り。きっと金銭的にも…建物を見るたびに思う今日この頃。

「美術館展望台からの眺め」2025.9.5
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今日は9月5日。沖縄の旧盆の『ナカビ』になります。だから、今日は仕事がお休みだけど、沖縄の人は外に出ないだろうなと思って、浦添市美術館の特別展示写真展に行ってきました。道はそんなに混んでおらず、美術館にもそれほど人は多くなかったです。

ヨシダナギはテレビ番組『クレイジージャーニー』にも出てたし、他の番組にも出て話題になっていると思います。まあ、美人のフォトグラファーなのでビジュアル的にもファンがつきやすいのでしょうね。私が『クレイジージャーニー』で初めて見た時は、アフリカのヒンバ族の撮影の時でした。世界一おしゃれな裸族ってことでした。ナギさんはアフリカが大好きで、他にも南米のアマゾンに住む少数民族、チベットなどの放牧民族、パプア・ニューギニアの部族などと一緒に生活をして、撮影をしていきます。まあ、スポンサーがついてお金もあるので安全とは思いますが、どこも一般人には無理な場所です。南米やパプアは特に怖いですよね。パプアは今でも部族争いがあり、強盗団もいると言います。南米はとにかく窃盗が多くて男性でも1人では危ないと言われる所です。私も危なくないパプアや中米を訪れたことがありますが、めちゃめちゃ興味深い所です。だからナギさんが行く様な所は、途中とても危ないけど、人々の姿だけでなく、生き方そのものに魅惑されるのでしょう。

さて、写真はどれもナギさんらしい原色の美しいものばかり。過酷な背景に、人々がカラフルで生き生きと写っています。私のお気に入りは、何族か忘れちゃったけど、男も女も身体中にラインの刺青の入ったアマゾンの少数部族。カッコいい。

「お気に入りの作品」2025.9.5