今回は知っておくとMGEX ストライクフリーダムガンダムを組むのがスムーズになるポイントを押さえときましょう。


まずは僕が使った工具から。前回よりちょいと詳しく書きますよ。



• ニッパー

なるべく切れ味のよいものを。ランナーから切り離す用のほか、もし薄刃ニッパーがあるとゲート処理で優勝して幸せになれます。僕は今回あえて封印して後でやっぱり後悔しましたよ。

•400番の紙ヤスリ

アンダーゲートになってる箇所がいっぱいありますが、そもそもアンダーゲートになってるとこは処理後にほぼほぼ見えなくなる事が多いので、パチパチっとカットして、粗めのヤスリでシュッと平らにするとラクちんで気持ちいいです。

•綿棒

シールをやさしくそっと押さえて貼ったり、デカールの位置をキメて余計な水分を吸うなど地味に大活躍。

•パーツセパレーター

部品を誤って逆に挟んじまったよとか、あははそんなんやるかいなと思ってるとやらかすモンです。パーツ同士がガッツリ固く組み合っちまった時にスイスイ外せてしまったら、もう神の道具かと思いますよはい。

•鶴口ピンセット

超がつくほど細かいシールをめくって運んだり、デカールのシートをつまんで運んだり、このキットには必須と言ってよいでせう。


あと写ってないんですが(おい)


•マークソフター

デカールを貼って乾かしたら。マークソフターを上から塗る→乾かすを5回やりましょう。ジャブジャブ塗る必要なくて、筆先の液剤を瓶の口で軽くちょいちょい落としてサッとひと塗りでよいです。


これをやるようになってから、デカールが剥がれて哀しい思いをすることがなくなりました。


これを教えて下さったお方にはマジで感謝しかないです。みなさんもぜひ。


•俺の爪

ゲートをカットしたあと、切断面がなんか白っぽくなっちゃうことあるじゃないですか。そこを爪で(生えたままでOK)こしこしと擦るとあら不思議。なんか白っぽさがうっすら消えていくのは目の錯覚なのか世界の方が狂っているのか。完璧とは行かなくても、なんか目立たなくなってくれるのでお試しを。


さあ、道具の準備ができたらさっさと始めましょう。手を動かせば後からやる気がついてきます。


最初にこのキットでいちばん重要なパーツのお話します。ツインアイはどっちのパーツ!?


取説では、クリアパーツを嵌めれと言わんばかりでありつつも、こっちのパーツでもよいよとゴールドのパーツとの二択を迫ってきますよね。


電飾しないなら、僕はゴールデンなほうを推しますね。はいゴールデンを嵌めた写真がこちらですよ。



見て下さいよこの目ヂカラ、周囲の黒とのメリハリ。キャラクターは顔が命、顔の中でも特に目の印象は大事。真下の鮮やかなレッドの印象に負けるようでは困るので、どちらのパーツで組むかよぉーく見比べて決めましょう。ここ組んじゃうと後でバラして換えるのちょっと大変そう。


顔を組んで、次に胸を組ませる手順、いいすなあ。その先に進んでああちょっと疲れたなあと言う時に、すでに出来てるこやつらをチラ見すると、嬉しみがこみ上げてきてやる気が超復活します。


さて進んでこれは腰のパーツだったと思いますけど、この箇所は左右で取り付けのオモテウラが逆になるので要注意っす。



この後、ここに蓋パーツを嵌めるので見た目は左右対称になります。


そしてそのちょい先で、これは将来ウエストのアーマーを保持することになる頼もしいアームなんですけども、取説の図がちょっとわかりにくかったです。



矢印の先の、筒状に抜けたとこに切り欠きがあるじゃないですか。



このように、差し込んだ柱の先の出っぱりが切り欠きにピタッと合うよう、この写真の向きでまず嵌め込みます。奥までグッと。



底まで届いたら、いま嵌めたパーツをぐるっと回します。この状態になればオーケーです。


ここでちょっと脱線しますが、このようにこのキットには、果たしていま俺はいったい何の部品を作ってんじゃ状態になることが度々ありますよね。下のパーツもそれで、なんかノズルなのはわかるんですが、これがどこにどう収まるのかさっぱりわかんない。



このパーツはこの後まさかの収まり方を遂げて、そうなるんかい!と楽しませてくれました。こういう意外性のあるパズル的な、お脳をくすぐってくる体験が、このキットの醍醐味じゃないかなーと。


お次は膝関節ですね。ここ取説ではシャキーンと伸びた状態の図だったと思うんですが、それだとあちこちのピンの兼ね合いで嵌めにくい•••と思ったら、この写真のように嵌めるという手もありますよ。



なおこの赤シールは完成後にあんまり見えなくなったのでありました。


そうそう、このキットは合わせ目の大部分がモールド化されていて、ぜんっぜん目立たないんですが。実はあるんですよなんとデコの真ん中に。



えっ、よりによってこんな目立つとこに!

と思うじゃないですか。



バッシーンとツノをつけると、ここまで隠れます。完成後はアゴ外らせて下からのぞいて見ない限り全然見えなくなるし、ほんとにチョンと見えるかどうかくらいなので、もはやそのレベルを気にするのかどうかの問題。今回の僕はガン無視で組みましたね。


さてさて、お股のパーツだったと思いますけど、ここが要注意!矢印のとこは切っちゃダメ!



矢印の先、パーツ先端から生えてるやつはゲートではなく、接続のためのピンです。ここは絶対カットしちゃあかんですよ。大事なことなので2度言いましたよ。


このピンのすぐ下に、真のゲートが生えているので、なんだゲートが2本生えてたのかとうっかりまとめて刈ってしまうと、接続先のパーツとの間にスキマ風が吹いてしまうので気をつけましょう。


こうして順調に外装を組んでいくと、ふくらはぎのスラスターカバーの取り付けまで行くわけですよ。いちばん下はわりと困らないんだけど、その上はピンの位置が組み付け時にわかりにくくてなかなか嵌らないと思います。



上から見るとちょうどこんな位置です。




横から見るとこんな感じ。スラスターの青いパーツと、いま被せてるライトグレーのカバーの位置関係を、赤い矢印のあたりの感じに合わせると、プチっと手ごたえがして嵌まると思いますぞ。


本体が組み上がったら、いよいよストライクフリーダムガンダムの姿となって、ここまで来たぞ感がこみ上げてくると思うんですが、お次は漢と書いてオトコの浪漫、2丁拳銃の製作ですよ。拳銃というかライフルですけども。



この赤矢印のとこ、シールを貼るならこのタイミングです。この後ここには赤い筒的なパーツが来るわけですけども、組んだ後から貼るのは至難の業になってしまうので、ここで四辺をハミ出さないよう正確に貼っときましょう。


さあ、ここまできたら一気に頂上まで!


パチ組みするだけでも、爆速と言いつつもそれなりの時間と集中力をつぎ込んできただけあって、完成の喜び、頂上からの景色はなかなか味わえないモンじゃないかなあと思います。


さあ、お好きなポーズで。

あのシーンを再現したり。

笑いを取りに行ってみたり。


完成の喜びを大いに楽しんでいきましょう!


これだから、また次のキットを組みたくなるんですよね、僕らは。