アレクサンダーテクニーク教師のかたさんです。

 

最近は、自分のHPをメインにしており、こちらのAmebaは離れておりました。

しかし、Amebaで繋がっている方もいらっしゃいますので、こちらにも本家のブログを徐々に載せていこうかと思います。

 

とりあえず、続きから。

 

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タンギングの不具合でお悩みの方、その原因究明に苦労され、何とか解決の糸口を見つけようと苦悩されたと思います。

私もその一人なのでお気持ちよくわかります。

私はたまたまアレクサンダーテクニークを学ぶことにより、これの原因が舌や呼吸だけではないことがよくわかりました。

とにかく色々なものに紐づいているのです。

しかもその紐は複雑に絡み合っています。

その紐は何に繋がり、何と絡まっているのか。

全く関係ないと思われるところと密接だったりするのです。

今回は、その絡みを羅列してみました。

沢山あるように見えますが、これだってその一部でしかありません。

人によっては、また違う繋がりや絡みがあることでしょう。

少しでもお悩みの方の解決の糸口になればと思います。

 

 

第265回 タンギング不具合の原因あれこれ | かたログ! (katasan-tb.com)

 

管楽器演奏のお悩みで多いものに、私もそうですがタンギングの不具合があります。
先日もタンギングの不具合をもつ学生さんのレッスンをしました。

これだけではないですが、一つのことが原因ではなく、様々な要因が重なったり、ほんの少しのことが様々に影響を及ぼし結果としてそこに現れることがあるのを、経験上たくさん見てきましたし、自分も体験してきました。

 

ということで、今回のメルマガはタンギングの不具合原因一挙公開です。

当てはまるもの、原因に繋がるかもしれなもの、色々ヒントになれば幸甚です。

 

【身体のこと】

・後頭部から首が固まる(全部の問題に当てはまります)

・目が固まる

・息を吸う時に顎の下(のどの上の方)が下がる(舌を下げる筋肉が働いている=舌が動きづらくなる)

・首の前が固まる

・アンブシュアーを安定させようとしている(動かさないようにしている)

・息よりタンギングに意識が行っている

・タンギングに息を合わせようとしている

・目をむいて(見開いて)または眉間にしわを寄せて吹こうとする

・アンブシュアーを作る時に口を「引く」(顔を全体的に後ろに引く動きが多い)

・肩を下げて息を吸う

・胸を下げて息を吸う

・腕を後ろに引く(肩甲骨が背中中央による動き。一般的に良い姿勢とされ、胸が張って背筋が伸びて感じるが実はそうではない)

・背中を反る

・腕(肩)を上げないようにする

・首を後ろに動かす(「顎を引く」を意識しすぎるとこれになる)

・喉を広げようとする、口を広げようとする(太い息を吸おう(吐こう)と思いのどや口を広げるのだが、結果的に固めている)

・太い息を吸おう(吐こう)と思い、のどを広げる

・普段から食いしばりや口の中を真空状態(ストローで吸い続けているような状態)でいる(常に顔や口の中、口周りの筋肉に緊張がある(顔が凝る))

・発音のタイミングに必要な息の溜めが「息を止める」になっている(息を止めると体が全体的に下がる。これは踏ん張る時に起きる動きと一緒)

・腹筋が固まっている(これは意外に多い。力が入っているだけで動けない。怖がり、あがり症、腰痛持ちの人に多い)

・お腹を突き出すような姿勢。(骨盤を前に出して、胸のより骨盤が前になっている状態。男女問わずとても多い。この姿勢は背中がまがるので猫背と言われるが、猫背が問題なのではなく猫背になってしまう体の使い方が問題)

・股関節、膝、足首が固まっている

・おしり(臀部)が、常にキュッとなっている

・楽器に自分を近づける(姿勢が悪くなる)

 

【意識のこと】

・安定が、実は停止になっている(ロングトーンなどで起こりやすい。息の安定とは、息を出し続ける動きがあって成り立つ)

・できない(失敗する)前提でしようとする

・できない(失敗する)ことを嫌がる、恐れる

・苦手な音域で練習しようとする

・発音にのみ意識をむけた練習になりがち

・新しい奏法を受け入れられない(意外に多い)

・いつも通りしようとする

・舌の問題をなんとかしようとする

・空気を、口からまっすぐ前に出す意識

・「ほー」と吸い「ほー」と吐く

・反射的に起こること(失敗すると目をつむる、吹き直すなど)が意識外

・発音に意識が行って、ロングトーン練習をしなくなる(息を使うことをしなくなる)

・生活にストレスがある(ストレス発散方法を知らない)

・明るい音を細い音、太い音を暗い音と位置付けてしまう

・実験(試すこと)よりも結果の良し悪しを気にする

 

こんなのは、いくらでもありますから、これらは一例と言えます。
それでもたくさんあるでしょう?

 

ここに記載したものは、「すべてこれらが原因である」と言うものではありません。
こういう状態で音を出している人もいます。

意識の問題で変わることもあるので、例えばアンブシュアーを作るのに「口を引く」ことで音が出やすくなるのであれば、それを使ってください。
逆に、「口を引く」ことで問題があるのではないかと思われる人は、参考にしてみてください。

 

また、傾向としてですが、太い息や音を求めたり求められたりして不具合を生む人が割合として多いようでした。
私の音は、太く柔らかいというより、細めで明るく「パーン」といったタイプなのですが、無理して音を太くしようとして舌をベントし過ぎて口内を広げてしまい、音が出なくなるまでになりました。

 

自身の持つ音のタイプを知って、それが出しやすい奏法に勤しみましょう。

今日は、ここまで。
ご質問やご不明な点は、メールなどでいつでもどうぞ!

 

 

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