こんにちは。かたさんです。
今日は私もある、腰痛持ちの方へのブログです。
その前に。
BODY CHANCE(以下BC)では、互いに名前(ファーストネーム)で呼び合うので、私はスタジオでは“なおきさん”と呼ばれていますが、このブログを書き始めてから“かたさん”と呼んでくれる人が何人かいらっしゃいます。
今まで普通に呼ばれていた、いわばニックネームですが、なんか嬉しかったです。
講師、トレーニーの皆様、抵抗なければ今後もそう呼んでください。
さて、この土日はBCでレッスンでした。
その週の木曜日に、家でくしゃみをした時、軽いぎっくり腰をしてしまいました。
「うわ~、またやっちまったー」
慣れたもんで、腰痛の度合いもわかるようになりました。今回はまだいい方だ。
翌日金曜日、本番。何とかこなす。
その日の夜中、東京に向けて出発。途中高速のPAで仮眠。
これが腰痛時は結構しんどかったです。
痛みと格闘しながらの睡眠時間2時間だけの状態でレッスン。
今回はBC入学以来無かったものすごい眠たさに耐えながらのレッスンでした。
でもあくびは一回もしなかったぞ!眠い以上に聞きたかったから。
やはり、心の状態というのは身体に影響するもんですな。
アレクサンダーテクニークで言うところの「心身統一体」のいい方向への働きというのでしょうか。
言葉の使い方間違っていたら教えてください。
今回先生は校長のジェレミー。
せっかくだ、腰痛いの利用してやれ。腰痛時の色んな身体の動かし方教えてもらおう。
BCでは、トレーニーがレッスンでやりたいことを提案する、これをアクティビティーといいます。
そこでかたさんと同期入学の女性が“横になり方、起き上がり方”をアクティビティーとして教えてもらってました。
他のみんなも各々寝転んで起き上がる動きをしてました。
「ナオキは腰が痛いから」
ということで、ジェレミーがそれ用の起き上がり方を教えてくれました。
以下、そのやり方です。
状況は上を向いて寝ていて、右を向いてから起き上がると想定します。
①まずは基本「頭が動いて、体全部がついてくる」を思います。
“考える、お願いする”でもいいですよ。
②最初の動き。頭から動いて右を向く。
こうすると顔が右を向きます。
③左腕を指先から身体(胸)の上を通り自分の右側にもっていき手を着く。
これで胸が右を向くので、つられるように下半身も右を向く。
④布団に着いた左手や現在身体の下にある右腕を使い、頭から身体を持ち上げる。
この時の注意。これが一番大事!
持ち上げる時、上体が縮んだりすると腰にモロきます。
「頭が動いて、体全部がそれについていく」を常に意識しながら、股関節を中心に体が円を描くように持ち上げていく。
流れとしては、頭から順に右へ動いていき、頭から順に上へ持ち上がると思っていただければいいと思います。
それら動きを、ジェレミーがハンズオンしながら導いてくれました。
※ハンズオン(hands on)・・・アレクサンダーテクニーク教師は、生徒本人がやりたい動きがその方向に行ける様、身体に手を触れます。決して引っ張ったり押したりするのではなく、生徒が動きたい動きをその手でそちらの方向に招待するもの。と、私は思っています。
気が付けば、起き上がってました。
痛みなんて無かった。
腰は痛くて動けないのだから、上の方を動かす。
そのためのリーディングエッジは頭、動く場所は頭首胸腕、起き上がる動きの軸は腰や背中ではなく股関節。
続きで更に立ち上がる時は、足は伸びるだけ。
座った姿勢から立ち上がるのも一緒の動きですね。
日曜午前中にあったバジルさんのアンブッシュアー特別講座では、受講生のアンブッシュアーを見るため立ったり座ったりを繰り返していましたが、これを意識していたので腰は大丈夫でした。
楽器での応用は、楽器を動かすのは腕。
やはり痛い場所を動かすのではなく、上の方の胸や頭を動かす。
具体的には、最近私が意識している事で「背骨は長く背中は広く」です。
肋骨が動きやすくなり、息も吸いやすいです。
参考になりましたでしょうか?
そうそう、くしゃみをしてぎっくり腰になったから、腰を痛めないくしゃみの仕方も聞きました。
それに対するジェレミーの答えは「ハックション!」ではなくて「くしゅん」にする。
どういう事かというと、ジェレミー曰く、
『くしゃみしない』
でした。
これは難題だ・・・!