お盆ターム開催劇 バッテイング2 (DROP OUT 第2部 S60)  | 千の扉

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コンサルタント西河豊のSTORYを中心としたグログ

お待たせしました、続編です。今回の大阪長台詞の発案者、 蟷螂襲(演劇家、脚本家、PM飛ぶ教室主宰)は65歳で亡くなられました。リスペクトしていました。

 

DROP OUT2 バッティング2

STORY 北シンギに加賀里美を救出に行った4人(西河・神殿・新倉・辺)は、救出と北シンギ脱出には成功するが、方向を間違い、中国ではなくルシアン帝国に辿りつく。

ルイージ作戦本部長にU国との戦争に潜り込んでいる中国人スナイパー刘美清の目的を探れと命じられる。

中国はナカコクと読むこと。
 

MAIN CAST

新倉秀雄 殺し屋 かわせみ
辺景林 中国人博徒
神殿瑞穂 殺し屋 時計屋
加賀智美 拉致被害者
西河 豊 コンサルタント

李静蕾(リフレクションシーン)

 

刘美清 中国人スナイパー

 

劇「バッティング」  DROP OUT 第2部

 


原作 西河 豊

 

前回 S58 調整のラストシーン

 

ルイージ「刘美清がなぜ派遣されたかの意味を測ることだ、G地区は激戦地で、このミッションはなかなか難しいだろう、生きて帰ってこられなくても、私たちは困らない、それで、私たちが、情報戦で迷ったようにウ国も迷うだろう、なぜ、このチームになぜ、中国人がいるのか?いや、非戦国の日本人がなぜいるのかと・・・」

「OKこれで説明は終わりだ、私は出ていくので5分だけ打合せの時間を上げよう、もしこのオフアーを断った場合は・・・それは温情で言わないでおこう」とルイージは言葉を残し、その小さな会議室を出ていった。」

5人を沈黙が包むが新倉が辺に言った。「知っているのか刘美清(ルイメイチン)を・・・」

「ああ~アンダーグランドで、少し・・・俺よりもピュアなやつだ、なぜ刘がウ国にいるのかはまったくわからん」

そこで、神殿が「でも、打ち合わせも何も、ここにいても、未来はないんじゃない、加賀さんにはまた過酷なオフアーだけど・・・」とその言葉を聞いて、今まで黙っていた加賀里美が「いえ、行きましょう、私は北シンギでもう何もできずに死ぬと思っていた、どうせ拾った命、ルビー村で別れたイジュレの分までいけるところまで!」

そこで、俺(西河)がまとめるように「そうだな、行こう、絶望か希望か分らんが」

5人の意見はまとまった。

刘美清とはウ国の情勢は?まったく分からないまま

 

STAGE

 

 

 

劇「バッティング」2 本編

 

男3人(新倉・西河・辺)女2人(加賀・神殿)が、ズタ袋のこちら側にいる。


辺「それを俺に言わせるのか?ちょっと長いぞ、いいのか?」

西河・神殿・新倉・加賀うなずく、次回、辺の長い台詞が始まる。

 

辺は語りだす。「刘とは、ナカコクのある非合法な作戦部隊で短期間一緒にいたことがある。

やつは、クレイジーなほど純粋なんだ、そこになんの迷いもない、その舞台で、配下にハラスメントをした上官を躊躇なく撃ち殺したんだ、躊躇なくだ、そんなことをして、よくナカコクで生きていられると思っただろう、そこも純粋すぎるが故の神の恩典か?生き延びるんだいつも、その時もその事件の後、その上官の不正(汚職)が摘発され刘美清の罪は不問にされた。強みを伸ばせばすなわち武器だな、やつのキャリアは?よく知らないが、いい人生ではなかっただろう、だから今回俺はいやな予感がしているんだ、政治的な思惑なく、やつの感情だけで動かれたら、駆け引きも何もできない・・・俺には・・」

 

続く