「士業事務所経営 1億円へのエチュード」 第7章 経営書式編 | 千の扉

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コンサルタント西河豊のSTORYを中心としたグログ

今後の予定 第2校の原稿を出来次第順次アップ

 

7月発売を目指します!

 

士業事務所経営 1億円へのエチュード

 

部 自社事例でみる戦略ケーススタディ


第7章 経営書式編

 

 これまでの履歴の過程で、提出した申請書式類・経営書式類を解説して掲示します。

その時々で知恵を絞り言葉でどう見せたらいいかを考えた結果です。

何を目的か?誰に見せるのかを意識して解読してください。

現在の行政の各種申請制度には総合的に作られていないという欠点があります。

例えば、経営革新や事業継続力について、政府が推奨して、金融機関も推しているのに、借入時にはそれを認定取得していても一向に評価されません。

逆に行政の縦割りの隙間をつけば、(そこにだけ良く見せるように書くということ)それぞれの恩典を取れるということがあります。

掲載した書式をそのまま真似てもらっても結構ですが、何回もトータルで読み自分の意図をいかに書式に埋め込んでいるかの考え方の方が重要です。

 

参考資料

1.法人設立一式 法人定款法人創業時の趣意書・挨拶状

2.持続化補助金申請書(個人)個人でのみ申請

3.BPC計画(個人法人の2回)法人を掲示

4.経営力向上計画(個人法人の2回)法人を掲示

5.許認可申請書(IT支援事業者申請MA支援機関

6.借入申請書

7.経営革新法申請(個人・法人の2回)双方を掲示

8.知的資産経営報告書(法人でのみ申請

9.金融機関への財務報告書(決算・仮決算時)

を解説します。

履歴と何回も読み合わせて、それぞれのTPOにおける役割や意図をどこに含めているかを読み解いてください。

 

BPC計画は、ハザードマップで災害予測レベルを測るということですので個人法人内容は同じです。

経営力向上計画も個人・法人とも内容はほぼ同じです。

この2件は法人の方で説明します。

経営革新法申請は個人事務所時代と法人になってからはステージが違い内容が変わっていますので双方示します。

 

借入申請資料は、そのままだすのは、まずいかもしれませんので、書式掲示はなく解説のみになります

 

許認可申請であるIT支援事業者申請・MA支援機関申請は、当社の組織や資本金、事業内容を説明するだけの申請であり戦略内容書くところはありません。

 

知的資産経営報告書は法人で申請となっていますが、個人事業でも作りました。提出の際に近畿経済産業局の役人に宣伝的要素が多すぎるとして不可と言われました。

これらは事業実態をある言葉に変換していく行為であり、100%正確にそれを示しているかという疑問な面もあります。

これは、言葉で良く見せるという意味合いもありますが、やむをえないことでもあります。

市場ではこれの巧みな企業が優位に立つと言えますが、あまりに奇麗に言葉で飾ると、後で、クレームを受けることも多くなります

ここまでは、経営実態言葉という世界ですが、もうひとつ、決算書を作ると 経営実態・数字言葉での説明も必要になります。

対金融機関だけではありません。対税務署ということもあるのです。

 

続く

               

履歴編との相関図

 

 

続く

 

目次***

 

士業事務所経営 1億円へのエチュード

 

はじめに

 

第1部 士業事務所の戦略概説

 

第1章 士業事務所向けミニ戦略講座

1.最初は帰納と演繹を繰り返し戦闘力を上げるしかない

2.朝令暮改でいい

3.脅威は内部環境のしかも自分

4.とにかく市場で勝て、理屈付けは後から

5.士業事務所戦略の陥りやすい方向

6.テーマを投げかけられてから形を作る

7.今のところの唯一の戦略の正解は?

8.事業化したいなら、事業化した人に聞きに行く

9.現時点での戦略総括

 

第2章 規模拡大のための経営者3要件

1.器を広げますか?の問いに正しく答えること

2.人間力と合理性

3.ボクシングのような格闘技をするマインドがあること

 

第3章 俯瞰で見る分かれ目

1.ルビコン川

2.ちょっとした分かれ道

3.行動を阻むものの存在とその対策

 

Ⅱ部 自社事例でみる戦略ケーススタディ

 

第4章 履歴編

1.黎明期

2.商品開発期

3.事業展開期

4.事業化模索期

5.法人策定期

6.現在のステージ

7.履歴編と次章以降の相関図

 

第5章 鉄則編

1.黎明期に学んだ鉄則1~2

2.商品開発期で学んだ戦略 鉄則3

3.事業展開期で学んだ戦略 鉄則4~5

4.事業化模索期に学んだ戦略 鉄則6~8

5.法人設立期に学んだ鉄則 鉄則9~10

 

第6章 マーケット分析編

1.定義

2.ジャンル解説

 ①顧問業務

 ②海外進出サポート

 ③補助金・助成金分野

 ④人的資本経営・ハラスメント予防

 ⑤CHAT GPTなど

 

第7章 経営書式編

1.経営革新法申請

2.経営力向上計画

3.補助金申請 持続化補助金

4.法人設立一式

5.BPC計画

6.許認可申請書(IT支援事業者申請・M&A支援機関)

7.知的資産経営報告書

8.金融機関への財務報告書

 

おわりに

 

参考文献

 

中小企業庁・厚生労働省サイト

神田昌典  挑戦する会社 挑戦する会社 フォレスト出版

 

第4章 履歴編 第5章 鉄則編はドキュメントであり、「である調」の方が、読みやすいと思い「である文体」で書いています。

 

 

 

これが履歴です。

 

著者紹介

西河 豊(にしかわ ゆたか)

1984年 大阪外国語大学 中国語学部(現大阪大学 国際学部)

1984年 4月~2000年2月 金融機関勤務

    2000年 独立開業

    2016~2017年 大山崎町商工会会長

    2022年 株式会社西河マネジメントセンター 設立

 

現在 西河経営・労務管理事務所

   株式会社西河マネジメントセンター代表

中小企業診断士、社会保険労務士、経営革新支援認定機関、M&A支援認定機関、IT導入支援事業者 

 

主著『補助金獲得へのロードマップ』

『助成金獲得へのロードマップ』

『待ったなし!外国人雇用』

『非接触ビジネス推進と事業再構築』

『事業再構築の教科書』

『EX-CFOを使え!』

『労務管理技術便覧』    

海外ビジネススタートの教科書 

 

続く

 

以下の書籍を基本テキストといています。